Facebook 2016年12月29日

「近江の国 未来会議」に参加。新しい出会いに心ワクワク報告です。生まれた言葉は「かかわりしろ!」。「のびしろ」にプラスして「かかわりしろ」。いいですね。あたらしい概念。人とのつきあいが大好きで、人なつっこい近江人ならではの、異分野の人間がかかわる中で生まれてくる「掛け算の世界」と未来の地域社会への期待。12月27日。(また長いです:微笑)。

今回の企画。あくまでも現役学生中心。そこに社会人が応援。自分の言葉と自分の思いをもった、多くの若い人に出会った一日でした!滋賀県思いの若い人がこんなにたくさんいた!大変心強い会議でした。場所は米原駅西口、隣町パーラーです。

12月上旬に未来政治塾生の高野いずみさんから「近江の国 未来会議」へのお誘いメール。長浜出身の現役学生、漣優起さんが呼びかけ人になって、「僕らが創る新しい滋賀のカタチ」について思いを共有する場をつくりたい、という。条件は「滋賀県が大好き」ということだけ。

それなら、私も参加できるかしら?と高野さんに問い合わせ。60歳をすぎて、いろいろ政治的、社会的スティグマで色がついている私。いろいろ知りすぎて、経験しすぎている年増の私も、「発言しすぎない」という高野さんからの条件付きで、参加させていただきました。

まずは漣さん、高野さん、北川雄士さんの進行で、パネルディスカッション。三人のパネリストの紹介。名刺交換をさせてもらって発見。ひとつの役割や職業では表わしきれない三名。いわゆる行政マン、企業人、とは異なる、特定の役割や役職だけに閉じ込めきれないマルチ人間ばかり、という発見。

まずは今回の会合場所を無償提供くださった米原駅西口の隣街パーラー店長の立澤竜也さん。名刺の裏をみると「デザイナー・アートディレクター」とあり、仕事のイメージを集約しにくい。そこに「株式会社パンアンドデータ代表取締役」など、8行もの役職がある!立澤さんは「デザインとは問題解決の基本的考え方であり、米原、あるいは滋賀県は、人口減少などの問題がたくさんある。それは逆に挑戦すべき魅力的課題がたくさんあるということだ」と挑戦的に発信。まさに、これからの日本に求められる仕事ではないか!共感です!

竹内美奈子さんは名刺がみっつある。TMFuture という会社の代表取締役。ここがいわゆる本業という。しかし、同時に公益社団法人「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ」の理事という。BJリーグの推進役。そこに立命館大学東京校友会会長。竹内さんは「映像で魅力ある滋賀の潜在力は京都を超える!」と強烈に発言。同時に滋賀レイクスターズの応援!膳所校OBという「ふるさと愛」がこの裏にある。うれしい心強い応援団。

中川リョウさんは長浜市議会議員。もっとも単一名刺がわかりやすい、と思いがちだが、彼はもともと国会議員の秘書から政治の世界にはいる。平均年齢60歳をこえる長浜市議会で最年少議員として当選。家族や地域の身近な人を守りたいという政治家の動機。わかりやすいです。そして今、地域を元気にするには経済が大事だ、と決意をして、海外からの観光誘客の受け入れ支援ができるような会社を興したという。

全体の会合運営に、スマホからクラウドに投稿してリアルタイムスクリーンに映し出したりという工夫がなされました。この進行仕切りをなさった北川雄士さんは、1年前にUターンで滋賀県にかえり、「株式会社 いろあわせ」の代表取締役。

同時に「しがトコ」というローカルメディアづくりも支援。「しがトコ」は、林正隆さんや亀口美穂さんが主催という。私自身「しがトコ」のHPはよくみていた。写真の美しさと表現のクールさ。この実践力は、滋賀県の観光やプライド発信の縁の下の力持ちです。会場に展示されていた、写真合成のメッセージも「しがトコ」さんからの提供作品です(この部分、12月28日の投稿に誤りがあり、書き直しをさせていただきました:ご指摘感謝)。

次に参加者全員が、「政治」「観光」「産業」「教育」「グローバル」「イベント」「交流」に「スポーツ」が加えられてそれぞれの領域毎に小グループで議論。その後グループ別発言を共有。最後には、ポストイットで文字化して、「みんなの壁」に張り出して共有。

迷いながら、私は「政治」のグループにはいりました。他の領域と比べると人数少ない。「政治は遠い」「政治は若ものの関係ない」と思う人が多いという。そのような中でもR大学1年生のTさんが「地域の愛情を育む郷土教育は政治が決めるのではないか」と、琵琶湖環境学習の「うみのこ」への関心を示してくださいました。彼女は、ゆくゆく滋賀県職員になって、行政の現場を担いたい、という。

今回、FB上にもいろいろな意見が飛び交っています。SNSが発達した今だからこそ実現した会合であり、ネットワークです。

知事時代に、「ないものねだりではなく、あるものさがし、あるもの活かし」として、滋賀県の自然・文化・産業の魅力を発掘・発信することを主眼に、「水の宝100選」「ココクール」「おいしが・うれしが」「美の滋賀」「感性産業」「クリエイティブ産業」を押しだしてきました。びわこ空港の中止に伴って、空港積立基金を「新事業応援ファンド」に活用、個人でも任意団体でも応募可能と、魅力発信のすそ野をひろげてきました。

私自身、よそものながら、昭和40年代から滋賀の田舎を「歩き」「見て」「聴く」の仕事をしてきて、今回の出会いは心からの安心につながりました。若い世代は確実に滋賀のいいものに気付いている。孫子安心社会づくりをめざして、大変心強い、希望のもてる会合でした。

企画をしてくださった皆さん、ありがとうございました。これからの第二弾、第三弾、期待しています!

長い投稿におつきあいいただき感謝です。

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