連合滋賀の役員を対象とした「淡海リーダーセミナー」でミニ講演と、グループディスカッションのコメント役をさせていただきました。徳永久志衆議院議員といっしょでした。斎藤アレックス衆議院議員も参加予定でしたが、体調をこわしてしまったということでした。どうぞお大事に。20代から40代の若手の連合役員さんから、「なぜ政治が大事なのか?」「選挙の意味や意義は?」など、ざっくばらんな疑問をいただき、大変有意義な対話の場とさせていただきました。7月23日。(1400文字です)。
まず池内正博事務局長から「なぜ労働組合が政治活動を行うのか?」という講演。労働組合は、働く者の生活をより豊かにするために「労働政策」「経済政策」「産業政策」「社会政策」の改善のために、政治力をもつ必要があると解説。そのために政治への関心を高め投票率を高める働きかけの重要性を強調。そして9月から来年1月までに連合が推薦する候補者リストをあげ、今後の選挙応援を依頼。池内さんの経験談で印象的だったのは、ご自分も育児参画を先駆的に行い、政治や選挙の重要性を子どもさんに伝えているという、頼もしいです。
徳永さんのお話は、大学在学中から政治をよくしたいという関心を持って、卒業後すぐに「松下政経塾」にはいって、卒塾後、滋賀県議会議員、参議院議員、そして今衆議院議員の現役で政治活動をしている、その人生の流れを大変わかりやすく語って下さいました。松下幸之助さんが求めていた「日本の経済は一流、政治は三流」という無念を胸に、今、政治も一流にむけて頑張っているということ。特に「政権交代可能な二大政党制」は今の日本に最も必要な政治体制だろう、自分もここを強く求めていきたいという決意を語って下さいました。
私は埼玉県の養蚕農家で生まれ育ち、母が過労で肺結核になっても医療費もなく実家に帰された女性蔑視の家族制度に大きな疑問をもって学問研究を目指し、まず人類生誕の地アフリカで半年くらし水環境問題に興味をもったこと。同時に15歳中学校の修学旅行で琵琶湖と比叡山延暦寺、安土に魅せられ、アメリカ留学を経て琵琶湖と周辺の水田農村調査を行い、琵琶湖博物館づくり、滋賀の魅力をもっともっと深く発掘し滋賀県の人に自信をもってもらいたいと2006年に知事選挙挑戦、政治の世界にはいった事を語らせていただきました。
グループ別対話では、政治活動を活性化するためのリーダーの役割をテーマとしました。3点がポイントでした。ひとつは日常的に政治家の仕事がなかなか見えないことが関心を高めにくい理由のひとつなので、もっともっと工場や仕事の場でふれあいの機会がほしいと。自分たちもそれをつなぎたいと。二点目は、選挙応援やハガキ書きや演説会参加が具体的にどのような成果につながるのか、そこを分かりやすくつないでほしいといこと、当然の要求と思います。そこで三点目は、より具体的に自分の生活改善や職場改善のメリットをわかりやすく語ってほしいということ。
民主党政権で子ども手当や高校生の授業料無償化などはわかりやすかったということです。ここは政治家として胆に銘じて、わかりやすく「くらし言葉」で語れる政治家になってほしいと要望をいただきました。大変重要なご意見で、徳永議員も私も、いくらでも仕事現場にでかけさせていただくとお伝えしました。また逆に、国会見学や傍聴なども大歓迎です、とお伝えしました。
連日の猛暑、皆さん、熱中症など、お気をつけてください。今日は「大暑」です。