Facebook 2018年3月10日

「森友学園」への国有地売却問題。まだまだ真相はわからない。だから、今の段階でコメントはしにくい。でもあえて、ここで発言したい。権力の力をどう判断するか、それは今の日本全体を覆っている巧妙なる「総理大臣による政治の私物化」のまさに「行きつく闇」と思わざるを得ないからだ。3月10日。

当事者であったかもしれない一人の役人が自ら命を絶った、命を絶たざるを得なかった、という何とも痛ましい事件だ。そこで局長や財務大臣が退任しようがどうしようが小さな問題だ。本質は川内さんが言っているように「違法な値引きを隠蔽するための公文書変造する必要」が「なぜ」「誰の為に」という巨大なタテ社会の権力構造の力である。そこから安倍総理大臣と昭恵夫人の影を消すことはできないだろう。

もし私自身が滋賀県知事の時に、知事の方針に忖度をして、職員が命を絶たざるをえないような事案がおきたらどうしたろう、と自らがかつてもっていたであろう政治権力の意味をふりかえる。もちろん小さな自治体のトップには総理大臣ほどの権力はない。しかし、選挙で県民の支持をえたら、昨日まで推進され、工事も始まっていた、その公共事業も見直し、止める権力をもつ。ある意味おそろしいことだ。

寺脇研さんも同様の意見を述べている。そして前川喜平さんも。日本政治と官僚制度の中枢を知る人たちの生の言葉を集めていこう。そして今のこの日本の政治・思想、に何が起きているのか、目を凝らして、耳をそばだてて、最高権力者のあの手、この手のやり口を見極めていこう。

北朝鮮の挑発を過剰に喧伝し、軍備強化のための国防費を押し上げ、マスコミを活用して、本来政治的に中立であるべきオリンピックの熱狂を「私物化」する。「森友」「加計」は氷山の一角でしかない。国家の最高権力者であることの怖さも無自覚に、徹底的な政治権力の「私物化」をこれ以上放置していいのだろうか?

そして憲法改悪発議要件の3分の2を両院で確保した、その数字にのっかり、総理大臣の最期の狙いである「憲法改悪」までもくろむ政権。地球規模でみたら時代遅れの「高くて」「危険で」「未来破壊」的な原発維持政策をいつまでも主張し続ける、アナクロニズムの時代錯誤の総理大臣。その権力の行使に「ノー」をつきつけるにはどうしたらいいか、ここは賢く、静かに、しかし確実に爪をとぎましょう!

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