6月7日、早朝からの会派勉強会のあと、10時から本会議。入管法改正案をめぐり、斎藤健法務大臣の問責決議案を立憲民主党が提案し、本会議で否決された。昼には国民民主党両院議員総会があり、嘉田由紀子の入党が全員一致で了解され、その後、舟山康江参議院議員、斎藤アレックス衆議院議員とともに記者会見。午後には、この5月1日から明石市長に就任した丸谷さとこさんと河内長野市長の島田智明さん(おふたりとも嘉田が塾長である未来政治塾生)が我が部屋を訪問してくださる。
その後、国民民主党の「子ども•子育て•若者政策調査会」での<共同親権>勉強会で、上野晃弁護士と岡村晴美弁護士の意見を聴く。玉木代表などと活発な議論が展開。夕方には三日月知事を中心に、滋賀県幹部から国政への政策要望をいただきました。いずれも大切な政策項目ですので、徳永ひさし衆議院議員、斎藤アレックス衆議院議員とともに、国会議員としての尽力を約束しました。大変忙しい一日でしたが、国民民主党への入党理由など、記者会見での内容を詳しくお伝えします。6月7日。(また長いです。1600文字)。
記者会見ではまず嘉田の方から、国民民主党への入党理由を申し上げました。理由は二点です。ひとつは「対決よりも解決」「つくろう、新しい答え」という国民民主党の政策理念への共感です。嘉田が知事時代からすすめてきた、科学的知見に基づいた少子化対策や、予防的な水害政策である流域治水などの政策づくりの理念に近いこと。こうした経験を活かして、問題に対して先手先手で解決策を示しくいく政治を国民民主党の皆さんとともに進めていきたい。
二点目は2019年7月の参議院選挙で野党統一候補として多くの政党からの支援をいただいたが、最初の推薦は国民民主党からであり、当選後1年間は無所属で、その後は自分ではいるべき政党を選べるという約束であったこと。今年は2023年、すでにまる4年近くがたったが、無所属だと政党政治である国政では、2019年に県民の皆さんとお約束した政策づくりが困難であることから政党への入党を選ばせてもらったこと。
記者さんからの質問のひとつは、原子力政策で嘉田の方針である「卒原発」を捨てたのか?国民民主党と違いがあるのではないか、という点です。ここには「誤解がある」と伝えました。私自身は万一の若狭湾岸の原発事故から琵琶湖と県民の命と暮らしを守るために「卒原発」という方向を示してきましたが、国民民主党も、政策方針には「中長期的には原子力エネルギーに対する依存度を低減し、最終的には原子力エネルギーに依存しない社会をめざしていることが求められています」とあり、大きな方向には矛盾はないこと。ただし具体的な原発の再稼働方針などにはその時期や条件に違いがあり、そこは十分に話あいを進めていること。