Facebook 2023年5月22日 「全国トチノキ学ネットワーク準備会」

5月20日、21日と大変濃度の濃い企画を琵琶湖源流部の高時川流域で実行しました。名付けて「全国トチノキ学ネットワーク準備会」です。2008年―2009年にかけて滋賀県高島市で、樹齢300年以上といわれるトチノキ巨木が大量に、業者により伐採され、大きな問題となりました。その後、滋賀県や自治体行政、住民が声をあげて、琵琶湖源流部に存在する約550本の巨木群の保全の必要性が社会問題化されてきました。また全国各地でトチノキを愛し研究や社会的活動をしている人びとがたくさんおられます。そこでトチノキの生態、山村生活文化、地域振興、次世代育成、などの連動する課題を「研究者」「行政」「住民」「企業」で共有し、学び合いと課題解決の場とする会を企画し、準備会として全国に呼びかけました。今回中学生から熟練の研究者まで、北は秋田県、西は広島県から約70名の方たちが集まってくださいました。5月22日。(900文字)
一日目は基調講演を含めて20件の発表、生態からトチモチ食、環境学習、組織の作り方など大変濃度の濃い講演会でした。そして二日目は、2016年に正式に中止となった丹生ダム地域のトチノキ巨木訪問と吉田一郎さんの写真集をもとに集落跡地の訪問を行いました。写真で報告させていただきます。一日目夜には全員参加の話合いで、規約案を合意しました。そして共同代表として湯本貴和名誉教授(前日本生態学会会長)、と子林葉「すみつなぐ高時川」代表が選出されました。また事務局長には飯田義彦筑波大学准教授が選ばれました。また理事などは若い世代や女性もふくめて、地域性も含めて多様な方たちから構成していくことになりました。
まずは今回の講演記録をSNSや冊子として発信できるように作業をすすめていきます。そして来年のトチノキの花が咲く時期(5月18,19日)を想定して、正式に第一回会合を高時川・長浜で開催する事を決めました。これから会員募集に入ります。HPで準備ができましたらまたご案内さしあげます。

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準備会開催のご協力いただきました皆さまに感謝です。さぁ、来年にむけて、またはたらきき続けましょう!
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