4月6日、午前中、参議院国土交通委員会、「気象業務法及び水防法の一部を改正する法律案」では、「官民の予報を高度化し防災に関する情報提供を充実させます」という法案審議と採決までの2時間半でした。わかりやすくいえば、これまで国管理の一級河川と県管理の二級河川の間では、雨量情報等の共有がなかなか進まず、洪水予報の仕組みが縦割りでした。また気象庁の降雨情報も利用制限が高かったのを、避難体制などの充実のために、情報の利用度を高めようという制度改正です。委員会では全会一致で可決しました。
委員会のあと、午後、滋賀県に移動、湖南市の塚本しげきさんの街宣活動を支援し、晩の「総決起集会」に参加、そして真夜中に東京に戻りました。明日、7日の本会議があるからです。さすがトンボがえりは疲れました!(微笑)。
国土交通委員会では、最初に2020年7月4日の熊本県球磨川での50名の溺死者調査で、本川の氾濫よりも前に支川や町中水路の氾濫で溺死した人達が多く、今回の法改正で、二級河川や支川の水位、氾濫情報が強化されることは歓迎する、というコメントをいれました。また最後のところでは、石木ダム問題について、50年以上前に計画され、まだ「もりたて工事」(壁面づくり)にはいっていないダムについて伺うと、石木ダムと川辺川ダムだけということ。またダム建設で農地だけでなく居住用の住宅を強制収用してダム建設にあたる例は、石木ダムだけ、ということ。
今、多くの人が、利水需要が減っているこの時代にいつまでも過去のダム計画が残っていることにおかしさを感じていることは、実態としても裏付けられたと思います。しかし、斎藤国土交通大臣は、「石木ダムは長崎県の県営ダムであり国としてはかかわれない」という答弁でした。この件については、「確定稿」がでてから詳しく紹介します。参議院の会議のインターネット中継は、今もみられます。
夕方の湖南市での、塚本しげき候補の総決起集会は、スタッフいれて180名の方が集まり、生田湖南市長、白木連合会長、徳永衆議院議員と私の4名の応援演説を前座として、塚本候補の三期目への覚悟が熱く語られました。特に「政治は未来をつくるもの」という理念の元、子育て支援の仕組みを生田市長と相談しながら、医療費の中学校までの無償化、中学校の給食費の無償化などを、県とも相談しながら、まさに県市連携で実現してきた実績は見事です。
明日、明後日と選挙活動もあとふつか、候補者の皆さんの最後の追い込み活動、期待しています。