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Facebook 2023年4月5日 坂本龍一さんが亡くなられました。
坂本龍一さんが亡くなられました。音楽家としての、その心の叫びとともに、戦争と核の問題、そして自然の価値には、常に大きな社会的発信をしてくださいました。もう15年も前ですが、2008年、滋賀県知事時代に対談をした記録があります(「滋賀+1」、2008年10月号)。「森・湖・里 その循環の暮らしを滋賀から」というテーマの対談でした。まだまだお若いのに・・・残念です。心からご冥福をお祈りいたします。4月5日。(700文字です)
対談の最初はアフリカから。偶然にも二人とも若い時にアフリカに行き、そこで「コップ一杯の水の価値」を発見したことは共通でした。「木は大地の水柱」と、樹木一本から守る「モア・ツリーズ」という活動も始めていました。まさにCO2が樹木に閉じ込められているという。そして当時ニューヨークに暮らしながら、遠いところから運んできてCO2をたくさん出すペットボトルではなく「水道水を飲もう!」という運動もすすめておられました。初めての出会いとは思えないほど共感の深い対談でした。
そして、日本の各地の環境破壊の問題にも心を砕いてくださいました。実は、明日、4月6日の参議院の国土交通委員会で、私は長崎県の石木ダム問題をとりあげる予定ですが、数年前に地元石木に来ていただき、必要性が低く、自然破壊とともに、人びとの暮らしと精神の破壊までもたらすダムに強く反対の意思を発信してくださいました。
4月6日、参議院国土交通委員会、午前11時30分から20分の質問です。国土交通大臣に石木ダム問題への考えを伺います。「県営ダムだから国はかかわらない」という答弁が予想されますが、まさに、昭和30年代、筑後川上流部の下筌ダム建設時、蜂の巣城をつくり抵抗した室原和幸さんの、公共事業は「情に叶い、理に叶い、法に叶う」という行政哲学への想いを伺いたいと思います。
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