琵琶湖周航の歌誕生100年 Lefa ニューイヤーコンサート in 高島。歌が生まれた今津での、500年の伝統ある「泉慶寺」さん、ご本尊の阿弥陀如来さんの前で、感動のコンサートでした。ご協力いただきました皆さん、ありがとうございました。1月7日(長いです)。
Lefaの北川さん、河野さん、心に響く感動の唄声をお届けいただきありがとうございました。まず、琵琶湖周航の歌、1番から6番まで心をこめてお届け下さいました。北川さんの伸びやかに深く響く声は、きっと、この地で、100年前にこの歌を披露した、小口太郎さんや当時の若きクルーの思いにも届いたことと思います。
新春の七草の日、まだご多忙のところ、地元高島市を中心に、湖東や湖北、また大阪などからも、80名近くの方がご参加くださいました。ありがとうございました!。またこの音楽会には、地元「泉響寺」さんのオカリナ隊や、草津東高校の放送部が、「ラジオドキュメンタリー」を制作すると言って参加・取材下さいました。
また地元から、21年間「周航の歌音楽コンクール」を続けてこられた元湖西合唱団の中矢常一さん、大阪からは、京大ボート部OB会(濃青会)理事長の武田英さんも駆け付けてくださいました。武田さんは、草津東高校の生徒さんが、「自分たちがこれまで知らなかった琵琶湖周航の歌を若い人たちの間に広められるようなドキュメンタリーをつくりたい」という言葉に目を潤ませておられました。
音楽会の前に、私の方で、「石井田勘二さんの古写真から大正・昭和を懐かしもう!」というミニ講演をさせていただきました。昭和5年7月22日の日付つきの、中沼での旧制今津中学校(今の高島高校)のボート部の練習風景など貴重な写真をもって、昭和40年以降、湖西線建設にむけて埋め立てられ、今は高島市民会館や法務局の公的施設になっているところを訪問し、皆で「今昔」記念写真をとりました。
また歌が生まれたという「福田屋」旅館、あやうく壊され、駐車場になりそうなところを、株式会社「モアイ」の井上哲朗さんが、救い出してくださり、今改装中です。前の部分は明治初期の建設がそのまま残っています。琵琶湖に面した側は痛みが強く、全面改築ということです。見事な立地。特に二階からの琵琶湖の眺めは、伊吹山、竹生島から、霊山や鈴鹿山系と一望の光景。ここに、洗い物をしていた橋板が家毎に琵琶湖にのびていたのだろう、と想像をたくましくして、是非とも橋板も含めて再生しましょう、と井上さんと話が弾みました。
100周年を記念して、このあと滋賀県内では関連の催しが目白押しです。まず3月20日、「美の滋賀」関連で、「歌碑めぐり」のバス・船ツアー、6月24日―27日は、「なぞり周航」、6月30日は、「びわ湖音楽祭・第1回」です。また皆さんご自身の周航の歌の思い出等がありましたら、ぜひともこのネット上にお寄せください。