Facebook 2023年1月23日 通常国会が始まりました。

1月23日通常国会が始まりました。朝から「国民民主・新緑風会」の会派の挨拶会や本会議の手続き。午後一番には天皇陛下をお迎えしての「開会式」、その後「和装振興議員連盟」の記念撮影。全体写真に加えて、京都と滋賀県選出の議員の記念写真。私は滋賀県選出の斎藤アレックスさんと記念写真。ぼかし染専門で、大津市の比叡平のご近所で知り合いだった本郷さんに近江八景を染め抜いていただいた黄緑色の着物を着させていただく。今日は、子ども政策での所得制限の意味について、最後に議論しています。1月23日。今日も少しながい1800文字です。
午後には、本会議場で岸田総理大臣の所信表明を聴く。すでに新聞などに全文が掲載されていますので、ここで細部までは踏み込みませんが、全体としてバラバラ、言葉だけで政策の中身がみえません。「次元の異なる少子化対策」など、残念ながら心に響いてきません。どうも各省庁との事前の調整も不十分だった、という。今後、それぞれのテーマでの政策議論は折々に展開して、私自身の考えを表明させていただきます。
夕方には、国民民主党として国会開会日に恒例となっている「新橋駅前、SL広場」での演説会に参加をさせていただく。玉木雄一郎代表、榛葉かずや幹事長が主催となって、東京都内の国民民主党の党員や、サポーターなどが集合。100名をこえる人たちが演説に耳を傾けてくださいました。浜口誠参議院議員、竹詰仁参議院議員に次いで、私もマイクを持たせていただく。若い人が多いのがうれしい。埼玉県からきた大橋さん、いつも共同親権実現で協働しています。ご参加ありがとう!千葉県から来たという高校生ファンの方とも記念写真。うれしかったです。
滋賀県知事時代から税金の無駄遣いをしない合理的な公共事業政策として大型ダムの見直しを進め、同時に命を守るために必要なソフト事業中心の流域治水政策をすすめてきた。また子育て政策にも力をいれ、滋賀県の出生率は全国でも最高のレベルまで到達しました。その経験を国政で活かそうとしたら、最も前向きだったのが、国民民主党・新緑風会だったのです。「対決よりも解決」「新しい答え」を出す国民民主党に共感し、政策本位で政党を選ぶなら国民民主党を選び、特に東京から国会議員を誕生させてほしい、とお願いしました。
玉木さんの演説は大変わかりやすかったです。今回の国会は、これまで国民民主党が言い続けてきた経済政策の基本である「賃金をあげる」という、その実現にむけての国会だと。また子育て政策も、各種助成の「所得制限」をなくす。一生懸命働いて、賃金をあげて、それで子育て支援に所得制限があったら、子育てのインセンティブがなくなる。子育て支援の所得制限の撤廃もふくめて、経済を元気にするための「賃金をあげる」政策実現に「火の玉」になって働いていくと決意表明。寒いさむい新橋駅前での熱いあつい演説でした。
子育て支援の児童手当て等などから所得制限をなくす、というのは一般に理解されにくいかもしれません。財源には限りがあるから低所得者層の子どもだけが支援をもらったらいいだろうと。しかし、これは子育て政策の大きな「基本哲学の転換」を意味しています。親の経済状態で、子どもが国家から支援を得られないということは、子ども主体ではない、ということです。子どもを親の付属物と考えていることになります。
多くの先進国では、子どもは親から独立して子どもとしての人権を尊重され、成人になるまでの子育て支援を受けることができます。日本も、子ども主体に考えたら、子育て政策は「福祉ではなく社会政策」として、親の所得とは無関係に、成人するまでの養育・教育支援を受ける権利をもっている、それが子育てでの経済的不安を解消し、子ども主体の政策を実現できる分岐点なのです。
親の経済状態や出自に関係なく、子ども主体に国家からの支援が得られたら確実に「子どもを産みたい」という若い人たちが増えてきます。子どもを産んだ親が教育費までふくめてすべての責任をもたされるから子どもを産めないのです。
また子どもの側からも「子どもは親も、生まれる時代も国も選べない」のです。本来の子ども本位の政策、それが先進国の少子化対策だったのです。所得制限にこだわり続ける日本の岸田政権には、この本質がみえておりません。今国会で議論を展開していきたいです。
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