Facebook 2022年1月18日 湖北高時川の濁水が5ケ月以上もおさまらないという報告をうけ、1月16日に現場確認へ

湖北高時川の濁水が5ケ月以上もおさまらないという報告をうけ、1月16日に現場確認へ。まず昨年8月5日の豪雨により霞堤が溢れた長浜市馬上(まけ)の横田農園を訪問。昨年の米の収穫は2-3割減少となったが、土砂によるコンバインの機器被害も大きいことなどを聞かせていただく。国土交通委員会で確認をした収入保険制度でもカバーできそうにありません。今度とも国や県に訴えながら、グリーンインフラ政策など、新しい支援措置を考えていきたいと話をする。1月18日。(1200文字です)
またそこで、集落内水路も濁水がひかず、水路清掃が大変だとうかがう。横田さんが強調していたのは、このまま春になって田植えがはじまると、泥水が田んぼにはいり、それが琵琶湖に流れていく。滋賀県は琵琶湖の水質保全のために、毎年「田植え時に水田から濁水を流さないように!」と農家に濁水管理の徹底を求めるが、県が管理する高時川がこんな泥水で、県としての責任をどう考えるのか、と逆に指摘をうける。たしかにそうだ。土地改良区(水土里ネット)から訴えてもらう必要があります。
そこで、改めて馬上の集落内を流れる水路をたどり、高時川本流の井明神橋の取水口まで確認にいく。集落内の水路は中世の水利開発時代からの伝統ある餅の井水路で、北国きのもと道の道標もある。その道標横の水路もすっごい濁水!集落内の家いえにはどこも洗い場がしつらえられていて、かつては衣服の洗濯や野菜洗いをしていたという。その水路も泥だらけです。出会った女性は、「こんな泥ではイモ洗いもできない」と言っていました。去年の夏以降、ずっと泥水がひかないという。近江の里川の水路文化を誇ってきた立場からも悲しいです。
添付の地図をご覧ください。高時川本流の井明神橋がある「高時川頭首工」の取水口からは、4月以降、湖北用水5000haを潤す農業用水が流されていきます。井明神橋のところで写真を写していたら通りがかりの人が車をとめて「嘉田さんですね、この泥水どうにかしてほしい!」と訴えられました。地元古橋地区の北川さんという方です。「去年の8月からずっとにごりっぱなしで高時川漁協はとっても困っている、アユ釣りも全くできない。どうにかしてほしい」と強く訴えられました。高時川漁協から要望書が滋賀県にだされており、県議会でも議論がされていること等をお伝えしました。
横田さんが言われるように、この泥水が水田にはいり、そして最終琵琶湖にはいる。滋賀県は高時川の濁水の原因究明をすすめる、と昨年10月、三日月知事が表明しました。その結果をすぐにでも出していただきたいものです。地元の皆さんといっしょに働きかけていきたいです。
また横田農園では9月以降、水田でブロッコリーを育ててきた、ということでとれたてのブッロコリー入りのスパゲッティをいただきました。とっても甘い、あまい、ブロッコリーでした。横田農園で育ったイチゴのデザートもいただきました。ブロッコリーを買い求めて、わが家でも楽しんでいます。すぐに湯がけて甘い!!茎も太くて、丸ごといただけます。横田さん、ありがとう!
先頭に戻る