建築関係の五団体合同年賀会では、国会議員の挨拶を求められました。そこで、建築関係の人材不足が問題になっているけれど、歴史的にはすでに50年前からの日本社会の女性参画の低さが今に影響していると指摘しました。それを取り戻すためにも、女性参画を強力に進めてほしい。例えば建物ひとつを考えても図面をひくのは男性が得意かもしれない、それをアメリカの社会学者パーソンズは「手段的リーダー」と言った。
「連合滋賀4区新春のつどい」では、八幡中学校の生徒さんの太鼓演奏があり、大変感動しました。その感動の続きで、国会議員挨拶では、「中学生の太鼓演奏の源には、近江八幡の水田農村の1000年の歴史が隠されているのでは?」と挨拶をさせていただきました。八幡に豊臣秀次が町をつくる、その前は律令時代から水田農村コミュニティが維持されていた。
そこでは水が不足する渇水、水が多すぎる洪水、年々の苦労があったが、「水不足には番水という節約配水」をし、今でも毎年4月14日には太鼓とヨシ松明の「八幡祭り」が維持されている。洪水時には「上下流が助けあって命を守る」という、水の共同体として生き抜いてきた、その象徴が「八幡祭り」である。
この共同体の連携の歴史が、平成時代の「連合」の発足につながったのではないか、と問題提起をさせていただきました。公務員系の労働組合、民間企業系の労働組合という違いをこえて、同じ働く者として労働者の連合に発展して、滋賀県が全国初の連合の発足につながったのではないか、と挨拶をさせていただきました。
立憲民主党や国民民主党や無所属や、と違いを強調するのではなく、働く者としての共通の基盤の上に、巨大で横暴な、国会議論もせず、国民に意志を問うこともなしに「防衛装備を増税で」というような政権与党に対抗できる力を結集しましょう、この4月の統一地方選挙の推薦候補者の応援に「滋賀はひとつ」「力をひとつに」結集しましょう!と挨拶をさせていただきました。