Facebook 2023年1月8日 県都大津市の「出初式」&「富士見学区新年交歓会」に参加

1月8日、各地で「消防出初式」が開催されました。各市からご招待をいただきましたが、県都大津市の「出初式」に参加。前半は大津市民センターでの式典、後半は琵琶湖岸に出ての消防訓練の実践と放水をみせていただきました。午後は大津市南部の「富士見学区新年交歓会」に参加、挨拶をさせていただき、昼食をはさみながら、各種団体の活動状況などを紹介いただきながら対話の時間とさせていただきました。楽しかったです!1月8日。(また長いです。1400文字)。
「出初式」の挨拶では、消防組織の日常の活動に感謝を申し上げ、国会議員として全国の災害現場、特に水害死者が発生した現場での調査から、消防団の活躍の例を紹介させていただきました。具体的には2018年7月6日―7日の西日本豪雨時の愛媛県肱川での野村ダム直下の野村町の例です。ダムの計画規模を超える豪雨で、野村ダムから早朝に緊急放流がされ、毎秒300トンの流量が30分ほどの間に6倍の1800トン放流となり5名が亡くなってしまいました。「ダム津波」のようだったという声がありました。
しかし、ダムは水害を防ぐためと信じてきた住民の皆さんが緊急放流の意味を理解してくれず、防災放送などではなかなか避難に応じてくれなかったということ。そこで消防団員が一軒いっけん住民の皆さんを説得しまわって100名を超える人びとを消防自動車にのせて高台に運んだという。消防団員からの直接的な働きかけが功を奏したということです。ダムは降雨量以上の水量を流さないと行政側の説明もありますが、貯留していた水を一気に流すとまさに津波のような大波になります。そこをダム直下の住民の皆さんに理解してもらう必要があります。
毎年、大津市の出初式には参加してきましたが、今年は大津ヒカル君の会場案内や、地震での自動車事故から被災者を救い出す場面でも音響効果をいれてのリアルさが発揮されていました。また横の琵琶湖ホテルの屋上からの避難も迫力ありました。最後の消防放水は、見学にきていた子どもたちから歓声があがっていました。地元木戸学区の女性消防隊の皆さんと佐口さんと一緒に記念写真。
富士見学区の「新年交歓会」では、日常の自治会活動への感謝を申し上げ、大津市の山側、名神高速道路に面したこの地域は、私自身、過去の地図や航空写真と今の街を比較しながら研究をしてきた経験があり、滋賀県内でも土砂災害のリスクが大変高いところであることを言いたくないけど、言わなければいけないと申し上げました。特に山沿いのため池を埋め立てて造った住宅団地もあり、ここは潜在的なリスクを知って備えてください、大津市や滋賀県は基礎データをもっているので命を守るために、行政と協力をしてほしい、とお願いしました。琵琶湖博物館時代につくった「琵琶湖今昔写真」の中から昭和30年代と平成の航空写真を添付します。
滋賀県の男性が長寿日本一になったことも健康推進員の方から紹介がありました。また子ども安全リーダーの方からの活動紹介もありました。そこで、私の方から、通学時の子どもの交通事故数は、滋賀県は全国でも最も低いという実績があり、これは地域の皆さんの見守り活動の成果と言えること。また長寿日本一の背景には自然の豊かさからスポーツ活動なども活発で、また高齢者のボランティア参加率は滋賀県は全国有数ということも伝えました。皆さんの自治会での地道な活動が子どもから高齢者まで住みやすい地域づくりにつながっていることがデータで示されていることも紹介させていただきました。自治会での具体的な活動を柱とした話し合いは私自身も学ぶところが多く、うれしい時間でした。
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