「大津北商工会」は、堅田を中心とした大津市北部の商工会です。商工会議所が旧市域で結成されているのに対し、旧町村部の商工事業者の集まりが商工会で、中小企業や小規模事業者の経営応援など大事な役割を果たしています。
「連合しが」新春の集いは白木宏司会長が就任して最初の新春で白木さんの挨拶は、労働者の連合組織として春闘でのインフレ率を超える賃金向上の実現、あわせて今年の統一選挙での応援立候補者全員当選を目指しての体制づくりにむけて覚悟の挨拶でした。
私は齋藤アレックスさんとともに檀上に立たせていただき、国会で進めている災害対策、子育て政策の中で、特に今年は「子ども家庭庁」の発足に伴い、「子育て予算の倍増」を実現する方法として、国民民主・新緑風会の会派として「子ども国債」の提案をしていくとお約束しました。国債など将来への借金はできるだけ避けようというのが私の政策づくりの基本でした。「新幹線の新駅もったいない」「ダム建設もったいない」と訴えて、2006年の滋賀県知事選挙では有権者の皆さんの意志を問いました。そして二期八年の知事在任中に県民の皆さんとの約束をほぼ実現しました。
ただ建設国債では60年間での返済が義務づけられますが、必ずしも未来世代に歓迎される事業だけとは限りません(たとえば川辺川ダムは費用便益が0.4でも事業強行!)。しかし子ども国債は、教育費の無償化などが実現できたら必ず次世代の稼ぎと幸せづくりにつながります。それゆえ、返済なしの「永久国債」という方法もあります。その点を解説しましたが、新年の挨拶ではむずかしすぎたかしら?
1月7日の、長浜市最上流部の高時川・琵琶湖源流部の山頂部での風力発電事業(188メートルの巨大風力施設を39基建設予定)に関する滋賀県主催の住民意見聴取の「公聴会」は8名の住民が意見公述をしました。「山や自然を愛する立場から事業の完全撤退を求める」「近畿圏の水源を破壊する怖さ」「琵琶湖水は源流の一滴から」「2022年8月の豪雨以来、濁流に悩まされる高時川漁協の立場から」「イヌワシ・クマタカ研究の専門家として」「シベリアからの渡り鳥の渡りルートから見る風力発電建設の危険性」「本来地元に帰属するべき風や太陽という自然エネルギーの資源利益を外部資本が吸い上げる仕組みの理不尽さ」「地元住民との対話の必要性」などが議論となっていました。この点についてまた詳しく取り上げます。
「山の健康」を年頭の目的にいれる三日月知事の判断への期待が高まっています。知事意見は重要です。地域自治の原点です。