Facebook 2022年12月31日 びわ湖ホールでの大晦日「ジルヴェスター・コンサート2022」

びわ湖ホールでの大晦日「ジルヴェスター・コンサート2022」で今年を締めくくりました。2007年にびわ湖ホール芸術監督に就任して下った沼尻竜典さんは今年度一杯で退任予定。足掛け16年のご尽力に深く感謝、最後に楽屋を訪問、お礼を申し上げました。12月31日。
2007年、最初に知事室にお越しいただいた時に、「下駄ばきで行ける県民に愛されるびわ湖ホールをお願いします」とかなり無理なお願い。最初に、無料で楽しめるロビーコンサートを企画、そして春の連休時期に、フランス、ナントから始まった「熱狂の日音楽祭(ラ・フォル・ジュルネ)」を呼び込んでくださり、廉価でクラシック音楽を楽しめる企画を実践。
それまで敷居が高いと言っていた新規なファン層を開拓くださいました。特に滋賀県は田植え時期なので、農業=アグリカルチャーは大事な文化、共通性があると提案し、びわ湖ホールで滋賀らしいお米づくりをと植木鉢で田植えを実現。フランス人のルネ・マルタン プロデューサーは「モーツアルト米はきっと美味しい!」と面白がってくれました。
私は自分が母親で、子どもが小さい時に、なかなかコンサートに行けなかったので、「ゼロ歳からの音楽祭」もお願い。「子どもの泣き声も音楽のひとつに」とゆったりとした音楽祭を実現していただきました。その時に、パーカッションの中谷満さんが、子どもを楽しませるために、体を叩いて、「からだも楽器に!」という発想が新鮮でした。今、びわ湖音楽祭の実行委員長を務めてくださっています。
沼尻さんの、プロとしての、「プロデュースオペラ」は毎年新作を発表し、海外からも高い評価をいただいています。また自ら脚本も手がけた「竹取物語」は、びわ湖ホールだけでなく、全国で上演され、2017年には紫綬褒章を受賞されています。
今日のジルヴェスターコンサートの演目は、オペレッタ「こうもり」の序曲や「バラの騎士」の組曲の一部を大阪フィルの演奏、沼尻さんの指揮で楽しませていただきました。また毎年の恒例で、桂米團治さんの、軽妙で、博識な語りも楽しませていただきました。
びわ湖ホールのコンサートは、くれなずむ比叡山と比良山の景色をバックに、ワインも楽しめて、最高です、小松さん、ワイングラス写真、お借りしました!
来年こそ、平和な世界を!!
皆さん、どうぞ良いお年を!!
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