Facebook 2022年12月22日 「大戸川(だいどがわ)ダムと琵琶湖、淀川の治水を考える会」

緊急案内ですが、12月24日に大津市内で「大戸川(だいどがわ)ダムと琵琶湖、淀川の治水を考える会」の勉強会を企画します。クリスマスイブで、そんな急に!無理!という声をいただきながら、今、不条理な公共事業のひとつである大戸川ダムの建設計画が日々進んでいる段階で、(1)必要性の低い、効果も少ない公共事業に多額の税金を支出することの是非(国民7割、残りは大阪府民、京都府民、滋賀県民の負担です)
(2)必要性や効果の根拠となっている科学的計算に偽りがあるとしたら、科学者の存在意義はあるのか?という二点について問う勉強会です。リアル会に参加できない皆さんのためにZoomミーティングも設定しています。琵琶湖・淀川水系だけでなく、日本中の河川政策などに関心を持つ方のご参加をお待ちしております。なお、このFBかあるいは嘉田由紀子へのメッセージで参加表明をいただけるとありがたいです。12月22日。長いです、すみません(2000文字)
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今回、ご案内させていただくのは、淀川水系流域委員会で委員長をされた今本博健さん(京大名誉教授)が、龍谷大学の里山学研究センターの中川晃成さんの論文「fictitious(偽り)な治水の構想、その主体と過程」に注目されたことが契機となっております。
元々は、プラズマ物理学の研究者だった中川さんが、大戸川ダムの必要性を主張する河川管理者が発表した資料(国と滋賀県資料)を用いて物理学研究者として論じておられます。
2001年から2007年にかけて、淀川水系流域委員会(今本委員長、のちに宮本委員長)でだされた「大戸川ダムの必要性は低い」という成果に、たいへん近い結論に、まったく別の出自の研究者である中川さんも辿りつかれたのです。
そこで、淀川水系流域委員会の元委員や現委員、琵琶湖淀川の河川政策、また日本全国の河川政策や公共事業に関心をもつ皆さまに、中川さんと今本さんが意見交換する場を設けます。自然の摂理としての科学的真実と、政治的に積み上げられたダム建設の必要性との齟齬(矛盾)について、対話の場をもうけたいと考えます。
また、元淀川水系流域委員会委員の西野麻知子さんも『琵琶湖の生物はいつ、どこからきたのか?』(サンライズ出版)を出されたところです。西野さんにもご著書についてと、瀬田川洗堰にかかわる琵琶湖の水位操作と生き物の関わりなど、お話いただきます。みなさん、ふるってご参加ください!
<場所>滋賀県教育会館 中会議室(大津駅から徒歩5分)(地図添付)
<日時>12月24日(土) 午後2時ー5時
(全体司会:古谷佳信)
2:00-2:10 開会挨拶と会合の趣旨(嘉田由紀子)
2:10―2:30 今本博健(京大名誉教授 淀川水系流域委員会元委員長)
「淀川の治水:流域委員会はなぜ大戸川ダムに反対したのか?」
2:30ー3:20 中川晃成(龍谷大学)
 「fictitiousな治水の構想、その主体と過程 −淀川流域を視野に」
3:20―3:30 今本・中川さん対談 (+コメント)
<休憩>
3:40ー4:30 西野麻知子(元滋賀県琵琶湖環境科学研究センター部門長)
      「琵琶湖の生物は、いつ、どこからきたのか?」
4:30ー5:00 全体意見交換(今後の会合の持ち方、テーマ性と目的、呼びかけ先など)
なお、下記からZoomミーティングに参加可能です。事前にお申込みいただきたいですが、申し込みなくてもはいることは可能です。皆さまの参加をお待ちしております。
ミーティングID: 845 4453 5592
パスコード: JB7xpg
***緊急連絡先***
 嘉田由紀子事務所 古谷桂信090-1899-8900
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