11月30日、参議院でも補正予算の予算委員会が始まりました。今日から3日間の質疑で、12月2日には採決がなされます。今回、私は質問ではなく、委員と全閣僚との質疑の全体を聴いて、最後に、会派の皆さんの意見を聴きながら賛否に意思表示をする役割です。今日は午前中、立憲民主党から4名、午後は自民党から3名の質問でした。11月30日(900文字です)。
立憲民主党の福山哲郎さんは、秋葉復興大臣の政治資金の使い方や昨年の衆議院選挙中の身代わり人をたてての選挙や、旧統一教会の会合への参加の有無について、厳しく追及していました。ただ、秋葉大臣の答弁は「知らない、わからない」ばかりです。塩村あやかさんは、杉田水脈総務大臣政務官の、これまでの人権を無視した、人間としても疑われるような発言について、本人の見解を問い詰めていましたが、「政務官になった今は内閣の方針に従う」ということで過去の発言の反省もほとんどなく、政治家としての資質に多くの人が疑問をもったと思います。それでも政党推薦の比例区なら問題なく当選できるのです。
石橋通宏さんの質問はいつも本質的にするどいです。補正予算は、「予算作成後に生じた事由に基づき特に緊要となった経費」にあてるもので、今回は予備費や基金が巨額となっておりその妥当性が疑わしいと指摘です。徳永エリさんは、北海道農業の現場を日々歩いておられるだけあって、北海道農業、特に酪農家の経営危機の悲鳴について強く訴えていました。また札幌五輪の誘致に東京五輪の問題が尾をひいており、東京オリパラの経費支出など調査委員会を改めてたてて事実究明が必要と強く訴えていました。