国会での怒涛のような1週間。国土交通委員会、災害対策特別委員会、そして各種議連や法案審議の早朝からの部会。何よりも大きな話題は、葉梨法務大臣の辞任です。「法務大臣は死刑のはんこを押したときだけニュースになる地味な役職」「法務大臣になってもお金は集まらない。票も入らない」。それも過去3回も同じことを公の会合で発言という。口がすべったのではなくまさに確信的信念でしょう。11月10日(金)午前の参議院本会議で、立憲民主党の川田龍平さん、国民民主党の田村まみさん、共産党の倉林明子さん、「命をあずかる法務大臣としての資格を欠いている」「辞任しかないでしょう!」という追及に葉梨大臣は「説明責任を徹底的に果たし・・・」岸田総理「説明責任を果たし・・・」と繰り返すばかり。
参議院の議場は騒然となっていました。その直接の声を受けてか、昼過ぎには「葉梨大臣辞任か」のニュースが流れました。岸田総理は海外出張を一晩のばして葉梨大臣を更迭し、あらたに齋藤大臣を任命。天皇陛下は国務大臣任命式に急遽おでましです。過去まる3年間、法務委員会で50回近く質問し、法務政策の裏表をみてきた私自身、上川元大臣、古川元大臣とはそれなりにまともな議論ができましたが、今回の葉梨大臣の資質には驚くばかりです。11月12日。