Facebook 2022年10月30日 滋賀に戻り「戦没者遺族大会」「けんせつみらいフェスタ」「三方よし研究所記念事業」参加

金曜日の夜、東京から滋賀県に戻り、29日土曜日には朝から守山市内で開催された「滋賀県戦没者遺族大会」に参加をして来賓挨拶。昼には大津へ移動して、滋賀県土木部主催の「滋賀県けんせつみらいフェスタ2022」に顔をだして懐かしい土木部職員さんを慰労訪問。午後には「三方よし研究所創立20周年記念事業」に参加、田原総一朗氏の講演を聴き、シンポジウムに参加、夜の懇親会まで、埼玉県秩父市の八尾百貨店の八尾直秀さまはじめ、全国から集まられた近江商人の流れをひく経済人の方たちと親しく交流させていただきました。一日遅れの報告です。10月30日(また長いです、1500文字)。
コロナ渦で中止されていた「戦没者遺族大会」では全県から数百名の戦没者遺族の方たちが守山市民ホールに集まり、戦禍に散華された3万人を超える滋賀県戦没者の御霊に祈りをささげました。また昭和20年7月30日に「守山空襲」があり死者11名、負傷者22名の被害をだした歴史も検証しました。来賓挨拶で私自身は、知事時代に「平和祈念館」の企画•建設を行い、戦死者の悲惨な状況を深く知り学ぶだけでなく、銃後の暮らしなど多面的な戦争経験を辿れるよう工夫したことを伝えました。今後も次世代にリアルに語り継ぐ活動の重要性を強調させていただきました。
「滋賀県けんせつみらいフェスタ」は建設業になじみをもつ子どもや大人たちが増えるよう、建設業の仕事を「見て」「ふれて」馴染みをもってもらうよう、建設車両の展示や数かずのブース出展企画の場となっています。浜大津港前の会場は子ども連れの家族などでにぎわっていました。短時間でしたが、主に河川系のところで、水中ドローンの操作実験をみたり、流域治水の地先の安全度マップの展示など、若い女性職員も増えてにぎやかな展示ブースはうれしかったです。
午後は、大津市内で開かれた「三方よし研究所創立20周年記念事業」に参加。。田原総一朗氏の講演「近江商人の叡智に学ぼう・今こそ必要な『近江商人の理念』」として、今日本国が直面している少子化、成長の鈍化、賃金水準の低さは、その根本は「経済の問題」であり、近江商人が生み出してきた「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」こそ、この混迷を突破する切り札であることを幅広い経験の中から講演くださいました。講演後の質疑応答で、日本の経済的混迷には多様な要因があると思うが、やはり「稼ぎ手としての女性の軽視」があるのではと私は質問。国会周辺で毎月行っている「女性政治家との懇談会」に参加してくださいと誘われました。次回から参加します。
シンポジウムでは小泉産業株式会社の権藤浩二社長、トヨタモビリティ滋賀株式会社山中隆太郎社長、ツカキグループ社長の塚本喜左衛門社長の3名が、同志社大学名誉教授の近江商人研究者の末永國紀氏の進行で、トップの仕事での基本方針、業績確保、後継者育成の方法などで熱い議論が展開されました。3人の社長それぞれの分野での工夫ですが、不思議な共通点は、時間的視野が長く、また「人と人の信頼」「嘘をつかない」「他人に迷惑をかけない」など、人間としての大変基本的な人間性に言及していたことは印象に残りました。
全体としてのまとめの中で、近江商人の叡智は、今、国際的に人類の目標となっている「SDGs」につながるほどの、視野が広く目的も普遍的なものであった、という解説が説得的でした。会合の準備をいただいた「三方よし研究所」の皆さんに感謝です。
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