<国民民主・新緑風会に参加するにあたっての基本的見解> 2022年9月1日
本日、会派移動について、国会参議院会館で記者会見を行い、下記のことをお伝えしました。皆さまのご理解をお願い申し上げます。
・政党政治という日本の国会の原理から、政党や会派に所属することで、各国会議員の活動舞台がつくられます。各種委員会や本会議などの配分は政党・会派組織によってなされます。
・2019年以来、三年にわたり、愛媛県選出のながえ孝子さんと「碧水会」という二人会派で活動してきました。ながえさんには深く感謝申し上げます。
・ただ、少数会派だと、当局とのやりとりが見える予算委員会の質問の場や本会議での発信の舞台はかぎられています。
・今、嘉田由紀子が知事時代以来、力をいれてきた子育て政策(離婚後の共同親権やこども家庭庁)と、災害対策(ダムに頼らない流域治水)の議論が山場をむかえています。ここ半年、1年での議論がとても大切です。その時に発言の機会が制約されることは、嘉田を選んだ滋賀県民の皆さんとの約束が果たせないことになります。
・また地域代表という意味で、琵琶湖とともに生きてきた滋賀県代表としては、嘉田由紀子の使命は、琵琶湖の環境保全は真っ先に考えるべき基本命題です。
・琵琶湖に近接する若狭湾岸に15基も立地する原発の潜在的危険性については、滋賀県民から嘉田由紀子に託された願いです。「卒原発」という立場は堅持しつづけます。「実効性ある避難計画なしに、若狭湾岸の原発の再稼働は認められない」、三日月知事と同じ立場です。
・憲法については「集団的自衛権」のような解釈改憲については反対の立場をつらぬきます。憲法九条の堅持も当然です。しかし憲法議論をすべて拒否するものではありません。環境権や地方自治など、時代の変化にあわせて憲法の議論をする必要はあると考えています。
上記の条件を示した上で、会派拘束を全うできないこともある、という事情を斟酌していただいた上で、国民民主・新緑風会の会派でおわせになることにしました。
ご意見がありましたらここにお書き下さい。
なお、今日夕方、Covidの感染が判明し、しばらく療養に入ります。ご迷惑をお掛けしますが、いろいろ仕事のキャンセルがありますが、詳しくは、嘉田由紀子事務所にお問合せください。