Facebook 2022年7月11日 滋賀県・参議院と知事選挙のダブル選挙、大津市は県議補選のトリプル選挙その結果

7月10日、滋賀県での参議院と知事選挙のダブル選挙、大津市では県議補選のトリプル選挙、ご支援ご協力いただいた皆さまに深く感謝申し上げます。投票率も少しあがりました。「選挙は楽しく」という信念の私ですが、今回ばかりは結果を出すことができず、田島一成選対、野田たけひろ選対の責任者として、深くおわび申し上げます。ここ2-3日の新聞記事各紙もみながら、下記のような自己分析をしております。来年の統一地方選挙、3年後の参議院(あるいは衆議院選挙)に備える必要があります。皆さんのご意見をお願いします。7月13日。(また長いです、すみません、1800文字)。
三日月知事の三選は、共産党さん以外の全会派相乗りで県政史上最大の得票数で当選しました。選挙戦に持ち込んでいただいた共産党の皆さん、政策議論を盛り上げてくださった小西喜代次候補に感謝です。三期目にむけて、ゆるむことなく、コロナ対策、コロナ後の経済・社会活動維持、知事自身が提起している「健康しが」の実現にむけて、強いリーダーシップを発揮くださいますよう、ご期待申し上げます。
参議院選挙は、現職の小鑓たかしさんの壁を破ることはできませんでした。まる6年間、こまめに企業、団体、各種会合などでつながりをつくってきた現職はやはり強いです。田島さんが立候補表明して動きだしたのがこの2月、たった5ケ月しかありませんでした。田島さんの地元二区の彦根市、米原市、多賀町では勝たせていただきましたが、それ以外の11市5町、特に南部や西部では必死の活動も間に合いませんでした。
開票結果が出たあとの記者さんの囲みで敗因について聞かれ、次の4点をお答しました。
1 上のような時間不足です。田島さんの政策・人柄、これまでの政治家としての実績を訴える時間と機会が不足していました。
2 コロナ渦やウクライナ戦争、物価高による生活不安、そして地球環境問題や災害多発など、社会的な不安が高まる時は、安定を求める意識が働きやすく与党依存意識が高かったのではないか。
3 3年前の参議院選挙で実現できたような、野党統一の程度が不十分であったことは、やはり最終得票数に影響しただろう。なぜ全体統一できなかったのか、県民への説明が必要だろう。
4 安部元総理の襲撃は、死者への哀悼意識、自民党への同情などが高まり、7月9日の出口調査での自民党支持率は、前日8日に比べて、NHK調査では6%、共同通信調査では5%アップしたということ。激戦状態の選挙区では、突然の大事件の影響も当落に響いたでのないか、と推測されます。
野田たけひろ県議会議員補欠選挙では、自民党公認で大津市議会議長経験者の桐田まこと候補に84%という得票まで迫り、予想以上の善戦をしてくれたと思います。「地盤・カバン・看板」のない「3ない候補」でしたが、選挙が近づくにつれ、全国から「野田さんを応援したい」という同級生、先輩、かつての仕事仲間、未来政治塾の塾生などが集まってくれました。本人の演説も毎回、毎回、心打つ魂のこもったものとなり、9日間の選挙はまさに「未来へのひとしずく」があつまり「熱伝導」が広がりました。来年4月の本選にむけて、大きな種がまけたと思います。
今回の参議院選挙、大きな成果は女性議員の数が増えたことです。過去最大の35名が当選。当選者に占める女性割合は、立憲民主党52.9%、共産党50%、国民民主党40%となりました。しかし与党自民党はたった20%。これが国際的にみた女性参画度が146か国中116位となる最大要因です。特に政治分野の遅れは深刻です。政治分野の女性参画法案をつくる際中心となった国民民主党の矢田わか子さんが当選できなかったことは痛恨の極みです。矢田さんのご意思をつないでいきたいと思います。
TV「ワイドスクランブル」の調査結果(7月13日)では、今回の参議院選での議席獲得数については「野党にもっと獲得してほしかった」が45.4%となっています。「1強多弱」の状況には国民的課題があるようです。もっともっと野党にがんばり拮抗してほしい、という声を受け止めます。「野党とは何か」という本質的な問いかけを、これからの参議院での私自身の活動でも強く自覚し、県民の皆さんとの意見交換を深めていきたいと思います。
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