「混ぜればゴミ、分ければ資源」ゴミ政策の基本原理を活かしたいわゆる「ゴミ処理施設」が大津市北部クリーンセンターとして竣工しました。ゴミ処理という名づけが不似合いなほど、近代技術を駆使して、物質循環の合理性を織り込んだ、同時にゴミと名付けられる物質からエネルギーを回収して電力を起こし、今、私たちが直面するエネルギー問題、CO2排出問題に答えを提案する施設となっているようです。午前中の北部クリーンセンター竣工祝いで挨拶をさせていただき、施設見学。午後は急ぎ栗東へ移動して田島一成さんの街宣応援と、夜は9時近くまで草津駅での駅立ちでした。6月25日。
クリーンセンターの竣工祝での挨拶で、大津市民としてゴミの分別や減量に取り組んできた住民としての経験をお話させていただきました。大津市比叡平の環境委員をしていた時代、分別を徹底するために、ゴミ袋の内部まで点検して、ゴミ袋に名前を書いてもらい、名前がなければ収集しないというようなかなり強権的な活動の是非について徹底議論をしてきたこと。私は名前を書くことに反対しました。もっと自主的にしよう、と。
環境社会学会では、「ニンビイ=Not In My Backyard」いわゆる迷惑施設を忌避する社会意識や社会運動に直面してきたこと。それらをお話して、伊香立地区では、昭和50年代からさまざまな議論を経て、平成元年のセンター建設、そして今回の第二期センターの施設を受け入れていただき、大津市民はおおいに感謝していることなどをお話させていただきました。施設内は、小学生や住民の皆さんが学べる環境学習へのアイディアがいっぱいです。是非、皆さん、いちど見学に足を運んでみてください。「私のゴミの行き先探検!」です。
午後は田島一成さんの参議院選挙応援のため、栗東市へ移動。田島さんが民主党の環境副大臣をしていた2010年から2012年、滋賀県知事として私は栗東市のRDエンジニアリングの不法廃棄物処分場問題の汚染物除去に苦悩をしていました。100憶円を超えるという予算と技術の問題です。その時、大きな救いの手を国から差し伸べ、全力を尽くして下さったのが田島一成さんです。今日は赤坂団地や北尾地区を訪問し、旧知の方ともお出会し、田島さんに「ご恩返しを!」と訴えました。
夜は草津駅東口で、駅を乗り降りする皆さんに、田島さんや応援団の皆さんと「駅立ち」をして、田島一成への支援を訴えさせていただきました。土曜日の夜の駅立ちは、平日と異なり、駅に出入りする人たちの服装、人のつながり方、そして表情、また選挙に対する対応など、まさに今の時代を反映していて「世相観察」としても楽しい場所です。選挙への関心は残念ながら平日よりも低いようです。参議院選挙の投票率が大変気になります。