参議院選挙戦2日目、早朝長浜からの出発なので前泊。長浜城をバックに出発写真。
午前中は長浜市内北部の神照、国友、姉川を越えて旧虎姫町の宮部、三田、月ヶ瀬、唐国、五、高時川を越えて馬渡、速水、そして小谷山の麓の馬上、小谷丁野、美濃山、そして旧浅井町の内保など、旧集落内を丁寧にくまなく、田島・嘉田とマイクを交互に渡しあっての「対話型街宣」で、田島一成さんんへの支持を訴えさせていただく。大橋通伸(みちのぶ)県議が先導くださり、田んぼや野菜畑で作業しておられる皆さんが手をふってくださり、また家の角口に出てくださる方など、大変多くの支持をいただく。6月23日。(また長いです)。
湖北のこの地域は、かつて渇水時には水不足で、夜叉ヶ池まで雨乞いに行ったり、上下流での水争いで死傷者が出るほどで「水の一滴は血の一滴」とさえ言われたところです。昭和30年代末に始まった「国営湖北農業水利事業」のおかげで、琵琶湖水を一旦余呉湖まで毎秒8トンポンプアップして、そこから高時川の明神堰まで水路で運び、さらにそこから元々伝統的に張り巡らされていた農業用水路を活用しながら耕地整理を行い、約5000haの水田を潤し、今は渇水の問題もほぼ無くなりました。ただその影響で余呉湖の生態系が混乱を受けたことは知っておきたい副作用です。
街宣をしながら、とうとうと流れる幹線水路や家いえの間に張り巡らされ、今も野菜など、洗い場段々が残る水路光景は何よりもうれしい水文化です。街宣中、こまかな写真は写せませんが、これらの水路には夜にはホタルの乱舞も見られるでしょう。冬の雪溶かしの目的もあり湖北では水路の暗渠は少なく、また野菜洗いや防火用水などの目的で「冬水」も含む「常水(じょうすい)」も流れ、ホタルの生息環境を維持していただいています。草刈りや水路の泥上げなど、各集落で手間をかけて維持管理していただき、ありがたいことです。
午後は米原から彦根市内を街宣し、午後2時に選挙カーを下車。夕方から夜にかけては、大津の滋賀県庁での「医療福祉・在宅看取りの地域創造会議 第102回ワーキンググループ会議」に久しぶりに参加。2010年の2期目の知事選挙で「死の問題をタブー視しない」と全県で訴えさせていただき、2011年8月に発足させた多職種連携の創造会議。月1回ずつのワーキングと年一回の大会で12年目を迎えました。
この秋、10月16日に「日野原重明新老人滋賀の会」のシンポジウムを企画しており、その協力へのお願いもかねて参加させていただきました。東近江市から始まった「三方よし」の在宅医療・看取りの仕組みが全県に広がり「赤ちゃん生まれておめでとう、高齢者が幸せに死ねてありがとう」の滋賀県政策は関係者の皆さんの努力もあり着々とそだっています。最後に感想と感謝の言葉を述べさせていただきました。