3月5日、滋賀県内で二つの大事な会合・集会に参加しました。午前中は7月の参議院議員選挙に向け、立憲民主党県連と国民民主党県連は、連合滋賀とともに田島一成氏(59)を推薦することを発表、その記者会見に同席させていただき、田島さんへの応援メッセージを表明させていただきました。
また午後には、福島第1原発事故から11年を迎えるのを前に県内の市民団体などによる「原発のない社会へ 2022びわこ集会」に参加をして、連帯の挨拶をさせていただきました。3月5日。(1400文字です)。
全国的に参議院の候補者調整が遅れているようです。特に旧民主系の立憲民主党と国民民主党の調整がつかず、また連合などの意向もあり、私自身が当選させていただいた3年前の野党統一候補決定時より状況は複雑になっています。しかし、滋賀県は、立憲系も国民系も、市議や県議は「チームしが」として連合議員団などとともに一体的な地域活動のベースを維持しており、地域自治に根ざした非自民の力を結集して「滋賀はひとつ」という方向を実現しましょうと挨拶しました。
また田島さんは、彦根市議、滋賀県議、衆議院4期という地方自治から国政まで知り尽くした政策形成力や政治的発信力も高い方です。特に環境副大臣として、「琵琶湖保全再生法」の立法化や、水俣病問題やアスベスト被害者救済などにも力を尽くしてこられました。今、地球環境問題が琵琶湖の環境や災害多発にまで影響しており、環境派の議員が滋賀県から当選してくれることで、私自身も協力をして国会議員として活動しやすいので是非とも当選にむけて県民の皆さんに強く訴えていきたいと応援メッセージ出させていただきました。
午後は毎年、3.11のこの時期に恒例となった膳所公園での「原発のない社会 2022琵琶湖集会」に、平尾道雄米原市長や井戸謙一弁護士らとともに参加。私自身は、今、ウクライナで、ヨーロッパで最大の原発がロシア軍から攻撃されようとしている。核兵器がなくても、原発が潜在的な核兵器になってしまう恐れがあり、この怖さ、恐ろしさを世界中で共有して、核のない社会づくりに力を合わせていきましょうと訴えました。
また東京に国会議員として送っていただき、毎月「原発ゼロをめざす原自連」の幹事として活動をさせてもらっていることを報告。特にその中で、甲状腺がんに苦しむ子どもたちが原告になって東京地裁で裁判が始まったが、福島原発には健康被害はないという政府の圧力がいかに強いかと具体的に報告させていただきました。5人の元総理大臣がEUに出した「気候変動に効果がある経済政策提案」の中で「福島県内の多くの子どもたちが甲状腺がんに苦しむ」という表現に、即座に、岸田総理、環境省、内堀福島県知事、細野元環境大臣等が一斉に反発してきました。
井戸弁護士と河合弁護士は、甲状腺がんの発生率、「年間100万人に一人程度の発病しかなかった小児甲状腺がんは、事故から10年で、事故当時、福島県内で18歳以下だった38万人中266名が発症し、222人が甲状腺摘出手術を受けている。発症率の差は70倍になる。これを政府は具体的にデータをもって説明できていないと主張。私自身も国会の災害対策委員会でこのことをただしたいと報告しました。参加者は500名。ウクライナ問題もあり例年よりも多くの参加者がありました。寒い中、主催者の皆さん、参加者の皆さん、ご苦労さまでした。