滋賀県幹部と地元選出国会議員との意見交換が参議院会館で開催されました。昨年までは野党系がひとりだったのですが、今日は10月31日に当選した徳永ひさしさんと齋藤アレックスさんと3人となりました。まず県からは、来年度予算で重点項目として政府に要望した項目についての説明があり、その後、意見交換となりました。また夕方には、連合近畿ブロック役員の皆さんに、「地方連合会に期待することー女性参画と経済成長」というタイトルで、1時間ほどオンラインで講演させていただきました。12月15日。
滋賀県から国への政策提言でまず話題になったのが2023年日本で開催予定のG7サミットでの環境大臣会合を滋賀県で開催してほしいという要望についてです。徳永議員からは、民主党の政務官時代にいくつも国際会議にでたが、それぞれの開催地元では直接に地元住民との交流などが少なく、会場での会議におわっている場合が多かった。滋賀県で開催となれば、それが県民にとってどのようなメリットがあるのか示す必要がある、という大変大事な質問がなされました。
三日月知事からは、滋賀県に誘致する場合、琵琶湖環境政策について、気候危機の影響がでている問題などにくわえて、特に環境教育の「うみこの」などユニークな施策を紹介したいが、どこか学校との交流なども考慮したいと意見がありました。私からは、流域治水とグリーンインフラについて、特に九州球磨川での災害被害地を見ると森林破壊が溺死者を増やした、というような結果がでており、琵琶湖源流部、特に高時川上流部は琵琶湖源流地域でもあり、流域治水は森林保全と強く結びついており、丹生ダム計画跡地の保全も考えてほしい、とお願いしました。
知事は、国、県、長浜市、水資源機構、地元と協議会をつくりダム水没予定地だけでなく、周辺森林もふくめて、保全計画づくりをすすめていることを紹介しました。また再生可能エネルギーの太陽光や風力発電の適地としては、貴重な森林や農地ではなく、既存建物や新築建物、また駐車場など、できるだけ自然環境を壊さないような政策を、県と国と力をあわせてすすめていきましょう、という方向も相互に確認しました。