Facebook 2021年11月8日 蝉丸神社芸能祭、近江神宮の「御鎮座記念祭」に参加

「これやこの 行くも帰るも わかれては しるもしらぬも 逢坂の関」と詠んだ蝉丸にちなんでまつられた蝉丸神社。平安時代中期の琵琶法師で歌人として知られた蝉丸が逢坂山に住んでいたことから、その死去後に上社と下社に祀られるようになりました。歌舞音曲の神としても信仰されていましたが、蝉丸神社の社殿などが老朽化して今、地元の有志の方たちが「芸能祭り」をはじめました。今日はその7回目です。朝一番に大津市内の蝉丸神社芸能祭に参加、ご挨拶などをして、すぐに近江神宮の「御鎮座記念祭」に移動。午後は草津市で子どもの幸せを求める「離婚後の共同養育・共同親権」にかかわる講演会で講演。秋の晴天の中、心が洗われる日でした。11月7日。
関蝉丸神社の第7回芸能祭は川戸良幸会長が橋本宮司さんや地元自治会の片岡さんたちと始めた祭りで、まる一日、16もの芸能集団の皆さんの出番があります。最初の能楽金剛流の仕舞しかみられませんでしたが、ぬけるような青空に映える蝉丸神社の社殿を取り囲む樹林の緑が目にしみました。大津市議の次男の修平もいっしょにお参りさせていただきました。琵琶湖の水神さんの化身であるナマズが琵琶を抱える絵馬を求めました。素敵な図柄です。
近江神宮では鎮座81年目の記念祭に参加。「清和四條流包丁式の儀式」は初めて見せていただきました。本殿の前の白洲の庭で、白装束の4人の包丁師が、二本の箸と大型包丁で、ビワマスに包丁をいれる。その一連の儀式は、大仰な舞のような仕草と魚体に包丁を入れる時の緊張感とで、改めて神様にお供えする食の原点を見せていただき、感動しました。琵琶湖の固有種であるビワマスを選んでいただいた近江神宮さまにも感謝です。
午後は草津市に移動。今国際的に見た時、たとえ親が離婚をしても、子どもは父と母と両方から愛される権利がある、という国連児童憲章にのっとり、国際的には「離婚後の共同養育・共同親権」は当たり前になっています。しかし日本だけは、民法819条で未だに明治民法の離婚後の片親親権が法的に決まっており、それで泣かされている親や子どもが多いことに民法改正で改善しようという人たちがあつまりました。
私は参議銀議員になって、法務委員会でこれまでに31回もこの問題をとりあげてきた、その内容を講演させていただきました。法制審議会などもはじまっていますが、親の都合を強調する人が多く、子どもの立場からの発信が弱いのが日本の現実です。さらなる運動と社会的発信の必要性を会場の皆さんと共有しました。
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