Facebook 2021年5月20日「第2回流域治水シンポジウム開催のご案内」

5月18日の誕生日には多くの皆さまからのお祝いメッセージ、ありがとうございました。おひとりずつ返信できておりませんが、お礼申しあげます。この年になっても、お祝いをいただくのは正直うれしいものです。
通常国会もあと3週間と会期末が迫っていて、本会議や委員会など目白押しです。そんな中で、今期成立した目玉政策であった流域治水がらみで昨年7月の第一回に次いで第二回目の「流域治水シンポジウム」を開催いたします。早めの梅雨入りですでに今年も大雨に悩まされはじめている九州、球磨川流域の住民の皆さん自身の手づくり調査結果の発表です。
緊急事態宣言中でオンライン会合になりますが、「水害で命を失わない住民としての備え」など、議論をすすめます。ふるってご参加ください。
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第2回流域治水シンポジウム開催のご案内
「何が生死を分けたのか?」
住民主体の流域治水を提案する
(令和2年球磨川流域豪雨被災地域からの発信)
<趣旨>
先月4月28日、国で流域治水関連法案が可決・成立しました。河川の中に閉じ込めきれないほどの計画規模を越える大洪水に対しても、森林保全や水田活用、また土地利用や建物配慮や避難体制の強化など、命や暮らしを守るための9つの束ね法案であり、過去130年の日本の治水政策の大転換です。
昨年7月4日の熊本県球磨川流域で発生した豪雨は、明治時代以降最悪の被害となってしまいましたが、50名の溺死者お一人ずつのお住まいなどを訪問しながら流域住民の手で、「何が生死を分けたのか?」と調べました。その結果、森林崩壊や球磨川へ流れ込む支流や町中水路の洪水の影響で亡くなっている人が多いことがわかりました。これこそ、流域治水の必要性を示しています。
そこで、国会議員や行政関係者、マスコミ関係者に、全国のモデルケースとして球磨川流域での水害溺死者調査結果と流域治水政策の可能性と課題を報告するため、下記シンポジウムを開催いたします。
なお2009年に中止した川辺川ダムは球磨川上流の支川に計画されていた多目的ダムで、今回の豪雨被害を受けて、熊本県知事が復活を示唆しているダム計画です。「命と暮らしを守るためのダム建設」の必要性等についても語りあいたいと思います。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
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■日  時 : 2021年 5月31日(月)  14時~16時30分
■場  所 : オンライン会議システムZoom配信
        上記よりお申し込み下さい。
        5月29日(土)までにメールにてZoom会議参加用のリンクをお知らせいたします。
■主  催 : 流域治水シンポジウム実行委員会
■お問合せ先: 流域治水シンポジウム実行委員会事務局
        (参議院議員 嘉田由紀子事務所)
            TEL 03-6550-0815
            FAX 03-6551-0815
<次 第>
14時    開会挨拶 篠原孝 衆議院議員
(シンポジウム実行委員長)
14時5分~14時45分
第一部:基調報告 島谷幸宏(熊本県立大学「緑の流域治水室」室長、元九州大学大学院教授)
「令和2年球磨川流域豪雨の概要と今後の流域治水政策」
(14時45分~15時 休憩)
15時~16時
第二部:個別報告 溺死被害者調査の結果から命を守る流域治水政策を提言する
講演①地区別調査下流部から:八代市坂本・芦北町の被害は森林と瀬戸石ダムとの関係が重要 つる詳子(八代市、自然観察指導員)
講演②地区別調査中流部から:球磨村全域と高齢者施設犠牲者は森林と支川の関係が重要 市花由紀子(「7・4球磨川流域豪雨被災者・賛同者の会」会員)
講演③地区別調査人吉盆地から:人吉市での溺死者は小さな溝川や支川による影響が大きい 木本雅己(「清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会」事務局長)
講演④環境社会学的被害者調査の方法と経過~流域治水は住民主体で 嘉田由紀子(参議院議員、日本環境社会学会元会長、前滋賀県知事)
(16時~16時10分 休憩)
16時10分~16時30分
第三部:質疑応答と球磨川水害からの宣言文
   鳥飼香代子(「7・4球磨川流域豪雨被災者・賛同者の会」
共同代表)
16時30分 閉会と感謝の辞  篠原孝 衆議院議員 (シンポジウム実行委員長)
<流域治水シンポジウム実行委員会メンバー>
■委 員 長 篠原孝
■副委員長 阿部知子 近藤昭一 大河原雅子 上田清司 高橋千鶴子
■委  員  泉健太 黒岩宇洋 西村智奈美 道下大樹 小池晃 田村貴昭 舟山康江 ながえ孝子 塩村あやか 田島麻衣子
武田良介
■事 務 局 嘉田由紀子
(敬称略・順不同)
協 力 :公共事業チェック議員の会
運営協力:農文協プロダクション
拓殖大学政経学部教授 関良基ゼミ
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