Facebook 2021年5月16日 滋賀県能登川町でふたつのうれしい出会い

今日は能登川でふたつのうれしい出会い。まず昼食は、北川陽子さんのファブリカ村で、「新緑の蕎麦ランチ」をご馳走になりました。2ケ月に1回というレア企画。「琵琶湖蕎麦打ち愛好会」の立花伸也さまお手製の十割蕎麦に「冷かけとろろ蕎麦」「冷製筍すり流し蒸し」「蕨の肉巻き」「豆ご飯」という贅沢料理!陽子さんのお母さまのお元気な姿からもお力をいただきました。その上、湖東麻の滋賀緑系のタンクトップと、アイアンフレームのコサージュをゲット!すっかり味覚と視覚を楽しませてもらい、能登川図書館での「トンボのおじさん澤田弘行さんの楽しい人生のすごし方」展示に伺う。5月16日。
澤田弘行さんと出会ったのは、1989年(平成元年)にはじめた「住民参加のホタル調査(ホタルダス)」でした。今から32年前。琵琶湖と周辺の水辺と暮らしのかかわりを住民目線で調べ、水辺と仲良くしようと「水と文化研究会」ではじめた調査。澤田さんはその中心メンバー。ホタルダスは10年間でのべ3000名ほどが参加くださいました。これらの活動の集約でもある住民参加の拠点ともなる琵琶湖博物館も1996年(平成8年)にオープンしました。
澤田弘行さんは、ホタルに次いでトンボに興味をひろげ、今では「トンボのおじさん」といわれるほどトンボの観察・写真撮影・交流会等プロ顔負けのご活躍。「湖東のため池」では2001年に滋賀県で開催された世界湖沼会議で発表するほどの見事な研究をすすめてこられました。昭和の懐かしい浅岡利三郎写真の発掘と聞き取り、写真集「浅岡利三郎 写真が語る 昭和三十年代湖国暮らしの表情」(白川書院)編集も澤田さんならではの作品です。
その中でも湖東町大澤集落の八楽溜の写真の前では思い出話で盛り上がりました。集落共有の水田用水溜池ですが、お正月前にはため池で育ったコイを総出でつかみます。それも「オオギ」という伏せ網や箕でつかむのですが、老若男女村中でコイをおいかけ、まさにお祭りのようだったと。捕まえたコイがお正月のご馳走になりました。オオギ漁の伏せ籠は、東南アジア起源ともいえるものです。最近、大澤地区の野村源四郎さんが手作りでミニオオギをつくり送ってくださいましたので、展示会にお持ちしました。
今回の企画展示は能登川図書館の前崎館長さんたちのご尽力によります。今、病に苦しむ澤田さんにとってはまさに住民研究者としての人生の総仕上げのような展示会です。6月20日まで、能登川駅から歩いて10分、能登川図書館にお出かけください。
沢田たか子さんを15日につらい涙でお送りし、16日には澤田弘行さんの作品群を改めて見せていただき、ファブリカ村の北川陽子さんたちからもお力をいただきました。明日から東京です。国会も会期末にむけて委員会など目白押し。地域の暮らしと国政をつなぐ役割、私なりに頑張らせていただきます。小松明美さん、一日同行いただきありがとうございました!
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