加藤登紀子さん、球磨川水害被災地を訪問し、被災現場を確認し、最後には、球磨村「さくらドーム」で応援コンサート、4月5日―６日。
登紀子さんは1990年代から川辺川ダム問題などに関心をよせていて、私もいっしょに五木村に伺ったことがあります。昨年7月4日の球磨川水害以降、心をいためておられた登紀子さんにはここ半年以上の私たちの調査結果をお知らせしてきました。今回１泊２日の訪問が実現。
まずは以前宿泊したことがあるという人吉旅館をご案内。堀尾ご夫妻のお迎えで、館内をみせてもらいましたが、あまりのひどさに言葉を失っていました。でも、目の前の球磨川は健在、川の未来を語りあいました。また明治以来の焼酎老舗でありながら、蔵全体が被災してしまった渕田酒造場の渕田将義代表が、壊れたままの蔵をご案内くださいました。つらいです。
青井阿蘇神社では、国宝の山門まで水がついてしまったことなどの説明をうけ、隈研吾さん設計の新しい社務所ができる場など案内。また溺死者がでてしまった場所をいくつかご案内。
特に、球磨川本川の水位があがる前に支川や水路など、身近な小さな河川が凶器となって溺死者がでてしまった場所もご案内。本川の水位をさげるという土木的事業にプラスして、避難体制など、流域治水の必要性も説明しました。
私は国会があるので、５日の夜東京へ戻りましたが、６日には、球磨村「さくらドーム」で被災者の方への応援コンサートを開催。皆さん、よろこんでくださったようです。新聞記事を添付します。応援コンサートのお世話をいただいた小出さん、宮川さん、鳥飼さん、木本さんはじめ皆さん、ありがとうございました。
