「発酵長寿滋賀」、長浜市余呉湖畔の「徳山酢の開店15周年記念」に参加、発酵学の大家、小泉武夫さん講演会と、徳山鮓親子シェフの皆さんのお心尽くしの料理に舌鼓。お知り合いの方とたくさん出会えて、満足タイムでした! 9月29日。
最初に挨拶を頼まれたので、10年ほど前に、滋賀県庁の仲間と忘年会で泊らせていただいた時、新雪の向こうの余呉湖に満月がうつり、その光景を信楽焼きのお風呂から眺めた至福のお宿であることを紹介。合わせて滋賀県自慢、男性の寿命は長野県を抜いて一番に!ここにはフナズシに代表される発酵食品の免疫力強化が関わっているのではと紹介。
小泉武夫さんの講演でもまず、滋賀県の長寿は発酵食品が大きく貢献していると太鼓判を押してくださり「発酵長寿滋賀」という言葉をいただきました。また今コロナに苦しむ世界の中で、日本を始め、アジア圏で死亡率が低いのは、味噌、納豆、醤油、魚醤(ナンプラー)など、発酵食品が貢献していると自説を展開してくださり、ここは今後大いに研究していただきたい分野です。滋賀県の工業技術センターでも発酵研究部門があります。
琵琶湖づくしの、小鮎塩焼きや飴炊き、ウナギ蒲焼や白焼き、スッポンぞうすい、ビワマスの卵の醤油漬け、など見事な食経験。なんと言っても、小泉式講演は、博覧強記の経験と知識に唸らされる上に、食べ物のおいしさを、まさに口に入れた時の表情や、おいしさを音にして表現!自分も食べた気にさせられる不思議体験でした!
徳山酢さん、半年先まで予約でいっぱいと言われるほどの人気店です。皆さん、余呉湖の風景を楽しみながら、是非、来年に向けてお出かけ下さい(微笑)。
最後に、今から60年ほど前の余呉湖畔の写真を。前野隆資さんが写した、クリのハサクイ(稲架け)が立ち並び、家族総出で田植え準備をしていた春先の余呉湖畔です。男性も、背中に子どもを背負って子育てをしていた場面。前野さんの、琵琶湖や滋賀の生活写真は琵琶湖博物館に収蔵・保存されています。
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