Facebook 2020年8月11日 びわ湖三昧(その2)ハスを塩焼きして「焼きハスそうめん」

「びわ湖三昧(その2)」ハスを塩焼きして「焼きハスそうめん」新名物に!
夏のびわ湖に流れ込む大河川の河口部では、大量のハスが産卵時期に砂浜や河川をあがりはじめます。びわ湖湖西の安曇川や知内川では、昔から大事な漁獲対象魚種でした。安曇川河口部の北船木ではハス簗をしかけ、大量に捕獲。周辺集落では塩焼きなどに。知内川河口部の百瀬漁協でも簗に大量のハスがかかり、7月末の唐崎神社のお祭りにハスズシ(馴れズシですが、フナズシほど長期間つけません)の需要がありました。
1990年代には400トンほどとれたハスですが、最近は、需要が減ったのと、漁獲対象ハスそのものが減ったようで、漁獲高は10分の1位になっています。せっかく夏に大量に接岸するハスですので、何とかおいしく食べられないかとビワコンパスのメンバーと相談。比良川河口で投網でつかんだハスを鱗と内臓をとって、小骨が多いので骨切りをして、炭火焼に。そのあと、甘しょっぱく炊いて、その炊き汁でそうめんを味付けしました。「焼きハスそうめん」です。
そうです、「焼きサバそうめん」は湖北長浜の名物です。嫁に出した娘の田植え時期のおかずづくりの苦労を思いやった母親が焼き鯖を10本も20本も婚家に送り、おかずづくりの助けにしました。「五月見舞い」という風習です。焼きさばはそのままでも食べられますが、味付けして、そうめんをつけるとそれだけで一食になります。母から娘への思いやり料理ともいえます。その「焼きさばそうめん」にちなんだレシピ。
比良川河口部には6-7月の大雨で大量に砂が流れ、砂浜がひろがっています。そのせいか、今年はハスが多いようにおもいます。投網で数匹つかみ、橋板上で、内臓をぬいて骨切り、炭火焼と、ビワコンパスメンバーが活躍。その後、甘辛くたいて、そうめんを味付け。白身でさっぱりした味に炭火焼の香がうつり、そうめんとの相性も抜群。これなら新しいレシピになりそうです。今度どうやってひろめていったらいいか、皆さん、是非ご意見を!
後からわかりましたが、比良川の最下流堰堤を越えて、上流まアユは登っているということ。大雨で課題の堰堤も高さが低くなったようです。砂浜も広がり、アユの生息地が、比良川界隈では増えてようです。
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