「論座」で参議院法務委員会での、関電疑惑に関する嘉田由紀子の質問をとりあげていただきました。「会社法」に社外取締役の設置を義務化するという法案改正でした。目的は、日本企業の国際的、社会的価値を高める、とありましたので、果たして社外取締役や社外監査役が企業価値を高める役割を果たしているのかどうか、疑問をなげかけました。
ーーーーーーーーー以下引用ですーーーーー
11月28日午後、参院法務委員会で嘉田由紀子議員が質問に立った。滋賀県知事のときに、(今回)辞任表明した関電の岩根茂樹社長らと付き合いがあったが、「断定的なことを言わない、官僚のような人だった」。その岩根社長らが(今回の疑惑)記者会見で「不適切だが違法性はない」と断言したことに、嘉田氏は驚いたという。
不思議に思った嘉田氏は、関電の役員構成を見て納得した。社外監査役の一人に検察庁の元幹部が就いていたためだ。
検察庁はあらゆる事件の捜査で、違法性を判断して公判請求するかどうかを判断する。このため嘉田氏は打ち合わせがあった可能性を指摘した。
関電の有価証券報告書によると、社外監査役は今年6月までの16年間を元検事総長が務め、その後も元大阪高検検事長が継いでいた。社外取締役にもメガバンクや大手メーカーの元会長ら大物が名を連ねる。
この日の参院法務委員会では、社外取締役の義務づけ案が審議された。嘉田氏ら複数の議員が次々と関電の金品受領問題を例にあげ、「(社外監査役など)社外役員が機能していないのでは」との疑問を呈した。
法務省は今後、社外役員が機能する体制にも取り組んでいくことを訴え、理解を求めた。義務づけは決まったが、今後、社外取締役ら社外役員に対する厳しい目が注がれそうだ。(かっこ内は嘉田が追記)
https://webronza.asahi.com/busi…/articles/2019121100004.html