滋賀県の東京での情報発信拠点「ここ滋賀」の開設3周年を記念して大感謝祭開催中(11月5日まで)。この中でのスペシャルディナー企画「自然の力を活かす食」に参加、滋賀県を代表する和菓子メーカーの「叶匠寿庵」の料理長が精根こめてつくってくださった「つづら料理」を楽しませていただきました。滋賀県のオーガニック米新米も賞味させていただき、県をあげてのおもてなしを満喫、感謝です。10月31日。
夕方6時からの食事会に間に合うように池袋の共同親権シンポから日本橋にはしる。日本橋交差点のど真ん中に「ここ滋賀」の奥ゆかしいネオンを見ると、派手さがなく、それだけに何となく滋賀らしく誇らしい。三井寺力餅は売り切れという朗報の元、一階のオーガニック米コーナーで頑張る皆さんと記念写真。一番の売れ筋は「赤こんにゃく」という。
二階の「滋の味」さんで、ゆったり空間をとった夕食会。中嶋洋一副所長の挨拶、そしてオーガニック米の紹介。野洲市の中道農園さんでは、微生物の力を借りて、自然と共存する農法を開拓。除草は手作業ですすめながら、米の成長する力を補強するために酢などの自然素材をふんだんにつかって、農薬や化学肥料をあてにしない農法を開発、見事です!
「叶匠寿庵」さんの料理はビワマスの西京焼きや鰻の時雨煮、モロコの甘露煮など琵琶湖自慢の素材に加えて、名物の胡麻豆腐など、つづらにいっぱいのご馳走が並ぶ。絶品は、白みそ仕立ての焼き餅の御雑煮。そして新米の松茸ご飯はあえて出汁なしで、お米の味を引き立てるという配慮。さすが「叶匠寿庵」の料理長です。
続いて「叶匠寿庵」の大津市南部、大石龍門町の里山の四季美しい「寿長生の郷(すないのさと)」を映像紹介。歴史のある里山村に30年前にはじまった梅林を中心とする森の中の和菓子工場。その紹介をしておられる時に、食事会の参加者の方が、「寿長生の郷は宿泊できないのですか。是非ゆっくり宿泊して里山を楽しみたい」と言われた。
そこで私自身、少し出しゃばって、「実は1000年の歴史をもつ龍門町は、村全体がゆったり滞在するだけの価値をもったところです」と、「叶匠寿庵」の広報誌、「鳥梅」を紹介させていただく。池田典子さんたち職員さんによる「龍門の昔の暮らしを辿る」研究で、今ある「寿長生の郷」の古民家は移築ではなく農家の建物そのものであることも紹介。
滋賀県の南の玄関口として、大石龍門の「寿長生の郷」は、里山から生まれる和菓子文化の拠点として、日本人だけでなく、海外の方にも堪能いただける場として発展しそうです。大きな可能性を秘めた「叶匠寿庵」さんと「ここ滋賀」の皆さんに感謝申し上げ、東京八重洲口から、滋賀への新幹線に飛び乗りました。楽しい発想をいただいた企画に感謝です。
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