「小坂育子さんお別れの会」

地元大津市はもちろん、九州の水俣市や熊本市などから、200名近くの皆さまにご参列いただきました。風雅の世界を求め「桜の花の下で命を埋めたい」と願っていた小坂育子さんの思いと願いをお一人おひとりの手で受け止め、桜の花の献花で送りだしていただきました。呼びかけた仲間たちとともに深く感謝いたします。ありがとうございました。また長いです。3月24日。

まず最初に小坂育子さんのご冥福を祈り、皆さんとごいっしょに黙とうをささげました。その後、呼びかけ代表の私の方から、小坂さんに昨年10月8日に全身のガンが発見されてから、この間の経緯をお話させていただきました。多くの方があまりの突然の訃報で驚いておられましたが、お見舞いや葬儀をさけて、「元気な姿のままの自分を皆さんの脳裏に刻んでほしい」という人生観は見事でした、ということをお伝えさせていただきました。嘉田の今日の服は黒子らしく、黒ばかりの小坂さんのタンスの中から片身としていただいたジャケットです。

このあと「小坂育子ものがたり」を映像と音楽で辿らせていただきました。ご家族やこれまで活動を共にしてきた皆さんから写真やビデオを提供していただき、20分ものにまとめさせていただきました。小坂さん自身がそれぞれの時代に親しみなじんだ音楽をとりこみました。シナリオは嘉田がつくり、制作は小坂さんの友人の北村哲郎さんが仕上げてくださいました。最後のメッセージは「No regret only good time, Cerebration of Ikuko!s Life」と「人生に悔いなし、育子の人生に賞賛を!」とまとめさせていただきました。

このあと、3名の方から「お別れの言葉」をいただきました。九州水俣市からかけつけて下さった吉本哲郎さんは、地元学仲間として全国で「ないものねだりではなくあるものさがし」調査を進めてきた仲間からの声を届けて下さいました。地元からは高島市針江の石津文雄さんが、「昨晩小坂さんが夢枕に現れてきた」という衝撃的なお話の中で小坂さんのきめ細やかな配慮の人生を語って下さいました。

また大学時代から地元でのフィールドワークで一緒だった京都精華大学卒業生の北井(成子)香さんはちょうど1歳になった陽菜ちゃんをかかえながら、水害史調査で小坂さんの聞き取り場面でのやり取りの奥深さは彼女自身の人生の経験があったからではと語ってくださいました。お三方とも小坂さんの人となりを改めてあぶりだしてくださいました。

また「生きている琵琶湖」をつくって下さり、琵琶湖周航の歌100周年記念で「びわ湖音楽祭」を演出していただいてきた加藤登紀子さんからは、今日は名古屋でのコンサートでどうしても参列できない、ということで「みんなのお母さん、小坂さんへ」というメッセージをいただきました。県議の中沢啓子さんからは電報メッセージをいただきました。

このあとは参列者全員での献花をお願いしました。祭壇いっぱいに広がった桜花。今日のこの日にあわせて、桜の花を咲かせていただきました。膳所のときめき坂で環境に配慮した花屋さんとして永年個性的な発信をしてこられた「ベティブーフ」の永野さんが特別に準備くださいました。花瓶の中の水は小坂さんが大好きだった高島市針江のカバタの水を運んでいただきました。バックミュージックは堅田の江野俊江さまのお琴の演奏「植物文様」という葬送の曲でした。

お一人ずつ桜の花とピンクの菊の花を祭壇にささげていただきました。30年以上ホタルの調査や水の調査で県内をいっしょに歩いてきた「水と文化研究会」の仲間たち、全国から駆け付けていただいた地元学の研究仲間、学生時代に地域調査でまさに「背中を見せて」その心遣いを教えてもらった京都精華大学の卒業生、また三日月滋賀県知事ご夫妻、川端前衆議院議員、田口前滋賀県副知事、高橋琵琶湖博物館副館長、布谷前三重県立博物館館長、越大津市長、中嶋前甲賀市長も祈りの花をささげて下さいました。

政治つながりでは 地元大津市から、仲野大津市議、津田大津市議、河井元大津市議、桑野県議、成田県議、柴田県議、大津市外からは早川高島市議、駒井県議、塚本県議、田中県議、井阪県議、皆さんが選挙直前の多忙なところをまげて参列いただきました。

最後には~Lefa~の北川あきひろさんと、京大マンドリンクラブ「香久夜」の伊藤さん達がリードをしてくださり「琵琶湖周航の歌」を1番から6番まで合唱し、「語れわが友、熱き心!」の声とともに、長命寺の琵琶湖辺から西方浄土に送りだす思いをこめさせていただきました。

最後にご遺族の旦那さまの小坂均さんからお礼の挨拶をいただきました。また今回のお別れ会には30名近くの方がボランティアとして会場設営から運営、そして外部の駐車場案内などにご尽力いただきました。寒の戻りのような寒さの中、皆さまのご協力に心から感謝申し上げます。また全体進行は水と文化研究会で30年以上のお付き合いがあった荒井紀子さんでした。心のこもった見事な進行、ありがとうございました。(写真撮影:川添隆さん、嘉田修平さん)。

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