Facebook 2014年7月18日

知事離任式、退任記者会見、職員への挨拶など、感慨深い日でした。

7月18日(金)、知事の任期も明日19日まで。金曜日の今日は、離任式など公式行事が目白押しです。朝から、昨日に引き続き県内関係団体への退任のご挨拶。

昼前には滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さんが最後のご挨拶に来てくださる。2009年からはじまり、野外フェスとしてすっかり定着した「イナズマロックフェス」ですが、「滋賀プラスワン(2008年1月号)」での西川さんと私との対談で「滋賀でロックフェスティバルをしたい」という話題が出たのがきっかけです。様々な媒体を通じて滋賀の魅力を発信いただいている西川さん。心から感謝の気持ちをお伝えしました。

午後には、県議会議長、副議長、各会派へのお礼の挨拶まわり、また、多くの方が知事室にご挨拶に来てくださいました。中でも多賀町の久保町長が、地元の職人さんが地元のヒノキでつくった「お食い初めセット」の試作品を届けてくださったのは大変嬉しかったです。赤ちゃんが生まれたご家庭に、地産地作の木製の「お食い初めセット」を町からプレゼントすれば子育て支援になるのではないかと、町長と私とでアイデアを出し合ったものです。まだ試作段階ということですが、力を入れてきた子産み・子育て施策の一つのアイデアが形になりそうで、うれしく思います。

その後、県公館に移動し、退任記者会見。二期8年間を振り返えるとともに、退任を迎えての思いなどをお話しました。記者さんからは記念の寄せ書きもいただきました。

続けて職員に向けての退任挨拶。県政を進める中で、職員の皆さんは、悩みや喜びをともにする戦友であり同志でした。2006年マニフェストをつくり、知事に就任した際にも、果たして実現できるのか不安でいっぱいでしたが、8年間で多くの施策を実現できたのは、職員の皆さんのがんばりの積み重ねがあったからこそです。未来を見据えて、遠くにボールを蹴り出す役割を担うのが知事なら、パスをつなぎ、チームワークを発揮しながらゴールにボールを運んでくれたのは、職員の皆さん一人ひとりです。今後も対話を大切にしながら、県民の皆さんの「生活現場からの発想」を受け止め、その声を施策にいかす横つなぎの総合行政を継続していただくよう、お願いしました。

その後、正面玄関にて、多くの職員や県民の皆さんが見送りに来てくださいました。職員と住民の方、合計600名ほどが来てくださったということで、花束に囲まれ、感激的なお別れの場面となりました。

二期8年、本当にたくさんの方に支えられながら、大好きな滋賀、大好きな琵琶湖のために、精一杯働くことができたことをうれしく思います。

2006年7月20日に知事に就任して以来、「対話と共感」と「現場主義」を大切にしながら、覚悟と責任をもって判断し、発言し、行動し、県政をお預かりしてきました。時に苦しい判断を迫られることもありましたが、これまでの人生で最も充実した8年間であったと改めて実感しています。

私は滋賀県生まれではありませんが、滋賀県は本当に素晴らしいところです。琵琶湖をはじめとする豊かな自然、歴史文化に彩られた日常の暮らしなど、自分たちの足元を見ながら、そのことに気づいていただき、滋賀で生まれてよかった、滋賀を終の棲家にと、一人でも多くの方に思っていただき、皆さんの力で滋賀を育てていただけたらありがたいです。8年間本当にありがとうございました。

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