Facebook 2014年6月12日

「おじゃまします 知事です」 (未来戦略総括編 ⑧) 「若年求職者への就職支援」

6月11日(水) 夕方、草津市の「滋賀の“三方よし”人づくり推進センター」へ。

県の重点施策の三点目に「働く場への橋かけ」として、女性、若者、障がい者、高齢者、すべての人たちが、それぞれの意欲と能力に応じて仕事による社会参画を果たし、結果として社会の活力を維持・発展させる政策をあげています。

三方よし人づくりは、若者雇用政策で、いわゆる「積極的雇用政策」の実践でもあります。そこで、ここでは事業委託先のオムロンパーソネル株式会社の皆さんと、「若年求職者への就職支援の充実について」をテーマにお話しさせていただきました。

この事業は、就業経験の少ない若者を県が数ヶ月雇用をして、カウンセリングも含めた研修などを通して人材として育て、特に人不足の中小企業の雇用に結びつけるというもので、これまでの8期の間に279名の方が就職を決定されています。

採用企業数は累計で115社、サポーター企業は1000社を超えるまでになりました。修了生からも、「三方よしのおかげで就職できた」「物事を前向きに考えられるようになった」「自分の未来に自信がもてた」といった声をいただいています。

はじめに、オムロンパーソネル株式会社の中道社長から、事業の実績についてご報告いただく。今年の1月の始業式典では、社長から全社に「事業を通じて社会に貢献する」事例として紹介されたとのこと。

また、課題として若者のコミュニケーション力や主体性の向上など若年者就業支援の必要性と中小企業の定着率向上に向けての企業経営者の意識の重要性という2つの提言をいただきました。

特に「人材名鑑」として、一人ずつの自己肯定感を引き出し、育て、企業求人へつなげる、という地道なマッチングのノウハウは、中小企業の後継人材確保や地域経済の活性化にもおおいに貢献していることが改めてわかりました。

今後とも力を入れていきたい事業です。

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