Facebook 2014年5月3日

新緑の中、「湖東三山秘仏」を訪問、文化財振興をお約束する。

5月2日(金)、朝から湖東方面へ向かう。名神の湖東三山スマートインターを利用し、西明寺、金剛輪寺を訪ねました。百濟寺も含め、現在それぞれのお寺で秘仏が一般公開されており、県内外から多くの方が参詣されておられます。

西明寺では、「湖東のお薬師さま」とも呼ばれる薬師瑠璃光如来を拝ませていただきました。お薬師さまは応病与薬(おうびょうよやく)の法薬で、苦を抜き楽を与えて下さる抜苦与楽(ばっくよらく)の仏さま。比叡山延暦寺の影響を受けているためか、滋賀県内には水が光る瑠璃色の琵琶湖を囲むように多くのお薬師さまがいらっしゃいます。

ご住職から、このお薬師様やお寺の歴史について説明をいただくとともに、最近、県も補助をさせていただき修復をした三重の塔の内部もみせていただきました。多くの方に湖東三山を訪れていただけるよう、県としても共有をさせていただきます。

その後、金剛輪寺に移動。こちらでは、開創した行基が立木に刻んだとも言われる生身の聖観音菩薩を見せていただく。お顔以外の部分は荒彫りの菩薩像です。

広大な境内には国名勝指定された庭園と眺めの素晴らしいお茶室もあり、シャクナゲが咲き、若々しい緑が萌えるとても美しい光景でした。

ただ、このように丁寧な手入れをされている一方で、温暖化の影響なのかモミジに病気や害虫が発生するようになったり、獣害対策をされたりなどの様々な御苦労もなさっていると伺いました。

素晴らしい仏様とともに美しい景観を大切にお守りいただいていること、大変ありがたく思い、県としてもご支援させていただくことはまだまだ多いと感じました。

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