Facebook 2014年5月15日

「湖東三山」の秘仏一般公開中の百済寺を訪ね、本尊の十一面観音立像(別名「植木観音」さま)を拝ませていただく。

5月15日(木)、「湖東三山」の秘仏一般公開中の百済寺を訪ね、本尊の十一面観音立像にお出会いできました。

午後からは今月2日の「湖東三山」の、西明寺、金剛輪寺の訪問に引き続き、秘仏一般公開中の百済寺を訪ねました。

百済寺は606年、聖徳太子が百済国の龍雲寺に模して創建したと伝えられています。本尊の十一面観音立像を拝ませていただきました。太子の発願で境内の霊木を立木のまま彫刻したとされており「植木観音」とも呼ばれています。

土着の自然信仰に新興の伝統であった仏教信仰が織り込まれていく、その神仏習合の文化を彷彿とさせる仏さまでもあります。像高約2.6メートルと圧倒的な存在感でありながら、微笑みと包容力につつまれたお顔を見せていただき、幸せな気持ちになりました。

ガンダーラなどアジアの影響もみられる微笑とがっちりとした体躯に異国情緒さえ感じることもできました。また、ご住職の濱中さんから、お寺の縁起をご説明いただくとともに、広大な境内を維持・管理していく苦労話などをお伺いしました。鹿害もはげしく、いろいろな実験の結果、ミツマタは鹿害が少ないということで、境内中にミツマタを植えておられました。

仏様への信仰が各地域で息づく近江。湖東三山秘仏本尊ご開帳は6月1日までです。是非、皆さんお越しください。

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