Facebook 2014年3月5日

楽器用絹糸製造で伝統的工芸品産業大賞準グランプリを受賞された長浜市の橋本英宗さんが受賞報告訪問してくださる。

3月4日(火)、楽器の弦となる絹糸の製造で伝統的工芸品産業大賞準グランプリを受賞された長浜市の橋本英宗さんが、受賞報告に知事室を訪問してくださる。

水上勉の悲恋の物語、『湖の琴』のモデルともなった地域、旧木之本町の大音の明治時代からの老舗です。

橋本さんが社長を務める丸三ハシモト株式会社は、日本を代表する琴糸のメーカーで、現在ではその技術を活かし、ウクレレなどの洋楽器や、古琴など中国楽器の糸も製造を始めておられます。

中国の古琴は本来絹糸を使っていたものが、いまではほとんど金属製の弦に置き換わっているとのことで、柔らかな響きの絹糸を作ることができる橋本さんの技術に海外でも注目が集まっているそうです。

知事室では、民謡歌手としても活躍される塚田陵子さんの演奏で、実際に琴の響きを聴かせていただきました。

日本には現在、和楽器の弦を作っておられるメーカーは7社しかなく、そのうちの4社が丸三ハシモトを含む滋賀県内の企業で、生産量も滋賀県がトップだとのこと。滋賀の隠れた日本一を教えていただきました。

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