Facebook 2014年2月14日

「市町長防災危機管理ラボin滋賀」を開催

2月13日、午後は、県内各市町にお集まりをいただき、「市町長防災危機管理ラボin滋賀」を開催。

万が一の災害の際の被害を最小限に抑えるには、自助・共助による地域の防災力の向上に併せ、混乱の中で意思決定を下さないといけない行政リーダーの危機管理能力が重要な意味を持っています。このため毎年、私も含めた県内の首長や県・市町の幹部職員が学ぶ場を設けています。

第一部では、人と防災未来センターの河田惠昭センター長から講演をいただく。

事前に時間軸に沿った対応を決めておき、犠牲者の発生や地下鉄など都市機能への影響を最小限度に抑えたアメリカのハリケーンへの対応の実例などを紹介いただきながら、災害に強い都市づくり、組織づくりについてのご提言をいただきました。

ハードにのみ頼った頑丈な社会をつくるのではなく、コミュニティの防災力を強化しながら、柔軟で回復の早い都市づくりや行政の対策が必要、とのことです。

第二部は、特定非営利活動法人環境防災総合政策研究機構 環境・防災研究所の松尾一郎副所長のコーディネイトで、昨年9月の台風18号の被害と行政の対応について検証。

私と栗東市の野村市長から、県と市の対応や、災害に直面して困った点、対応に反省の残る点などを振り返っての報告を行いました。

日本ではあまり定着していない、このような災害の「事後検証」は、改善点や課題の存在などを明確化してくれます。災害発生直後の職員の参集や、情報共有、住民の皆さんへの情報伝達の手法など、検証から浮かび上がった課題について意見交換しました。

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