Facebook 2014年2月17日

滋賀医科大学での先進医療施設などを視察。内視鏡手術支援ロボットを試し操作。

2月17日午後、先進医療や最先端研究の取組を視察させていただくために滋賀医科大学を訪問。

最初に昨年3月に県内で初めて導入された内視鏡手術支援ロボット「ダ・ヴィンチSi」を松末病院長と河内教授にご案内いただく。

この機器により、医師が3D画像を見ながらロボットを遠隔操作することにより、安全で正確な手術を行うことができます。

現在、国内では前立腺全摘術でのみ保険適応とされており、滋賀医科大学では35症例の実績があるということ。患者さんにとっても出血量が少なく、傷口も小さいため回復が早く、負担が少なくなるというメリットがあります。今後、子宮頸がんや大腸がんなどへの導入も考えられているということです。

試し操作をしてみましたが、360度動く指先など、操作性はかなり工夫されています。

次に昨年10月に開所した「アジア疫学研究センター」を視察。センター長の三浦教授にご説明いただきました。

当センターでは、住民の皆さんの協力により得られたデータを分析する疫学研究を行っておられます。その結果から多くの方がより健康になる食生活の方法などを考え提言すること(公衆衛生)を目的とされています。

特に、当センターを拠点に、心臓病や脳卒中などの循環器疾患や、それらの原因となる糖尿病や高血圧などの生活習慣病についての研究成果を、国内外の研究機関と共同して発展させたいとお話いただきました。

最後に「動物生命科学研究センター」に移動し、依馬教授のご案内により臨床実験など用のサル類の実験や研究施設と、サルの飼育現場などを視察。国公立の医科大学でこれだけの大規模な施設は当大学だけということ。

改めて滋賀医科大学の最新の医療・研究を見せていただき、たいへん心強く感じました。お忙しい中、ご案内いただいた皆様、ありがとうございました。

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