Facebook 2015年1月14日

びわスポ大学文化講演会、1月15日午後、荒木田裕子JOC(日本オリンピック委員会) 理事を大津市民会館に迎えて、「“四度目の正直”東京オリンピック・パラリンピック招致ものがたり」を語っていただきます。入場無料、まだ余裕はあります。当日受付あります。ご参加ください!

今から7年半前の2007年9月、知事時代に日本マスターズ大会を滋賀で開催。その時、日本体育協会の木原光智子さんを大津へお迎えしましたが、その名刺に「理事見習い」とあってびっくり。何でも初めての女性理事で「見習いから始めなさい」ということだった、と。水泳選手としても、またTVなどでの普及活動でもあれだけの実力があった木原さんが「なぜ見習いから?」

1911年に始まった日本体育協会はじめての女性理事ということですが、その日、木原さんとスポーツ界での選手や監督など女性がどんどん増えているのに、意思決定場面では女性参画がきわめて遅れている、とふたりで嘆きあいました。その1ケ月後に、木原さんは、千葉県での水泳指導中に倒れて帰らぬ人となってしまいました・・・・。

今回、私がスポーツ大学の学長を引き受けさせていただいたひとつの理由は、政治と同じくらい女性参画が進んでいない日本のスポーツ界、特に役員など意思決定場面に女性参画をもっとすすめたい、という思いもありました。

JOCには今女性理事が3名おりますが、荒木田さんは、秋田県ご出身で、元日立のバレーボールの選手です。1970年代の世界三大大会のすべての大会で金メダルを獲得した選手でもあります。1970年代末に引退後は、ドイツやスイスなど海外で過ごし、語学力を磨くとともに、日本のオリンピック招致にも「振袖姿の時代から」深くかかわり、今回が「四度目の正直」ということです。

今回の講演会では、荒木田さんの選手としての個人的キャリア―をご紹介いただきながら、女性アスリートとしてのご苦労や可能性、また選手強化の上での女性としての苦労や工夫など、語ってもらいます。

そして、今回のオリ・パラの誘致にかかわる裏話などもご紹介いただき、今後、私たちがオリンピックにどうかかわっていったらいいのか、大学、地域自治体、住民としてのかかわり方について、ヒントをいただきたいと思います。

 

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