Facebook 2015年2月14日

福島県郡山市にて、「輝く猪苗代湖をつくる県民会議」、設立記念講演会に招待いただき「琵琶湖から猪苗代湖へ〜子どもが関心をもつ湖沼保全を〜」と題して講演。2月14日、ビッグパレットにて。これからの琵琶湖との連携をお約束。

2011年の4月18日に浪江町など原発避難者の避難所になっていたこの同じ場所を、滋賀県知事として慰問させてもらったことから話し始めました。すっかり様変わりして、見かけは平穏に見えるこの場所。

でも4年間、福島の皆さんがどれほどの苦しみを背負って来られたか、言葉に言い表しきれない、その受難を無にしないためにも、一昨日に「適合」と判断された高浜原発に、安全協定もなく、実効性ある避難計画もできていない状態での再稼働には琵琶湖と関西の暮らしを守るという観点からも強く反対している、と訴えました。

講演では、滋賀県の武村県政以来の40年にわたる、びわ湖を守る県民運動の経過を説明しながら、琵琶湖研究所、琵琶湖博物館、そして知事時代に進めてきた生活環境史的な政策内容を紹介しました。

特に子ども達にとって大事な水辺での遊びや生き物探しなど、科学的データだけに偏らない、トータルな「湖との関わり」を育む活動に焦点をあて、「ハートウェア」とも言える、心のつながりを育てていって欲しいと提案しました。

参加者からは、これからの猪苗代湖資料館づくりに、歴史や文化、生活史などの分野にも展開していきたいと抱負を語っていただきました。猪苗代湖畔で生まれ育った野口英世にも改めて光を当てると何か見えてくるかもしれません。

多くの、湖を愛する人達に出会えて、また浪江町などから避難しておられる皆さんとも出会えて、これからもつながっていきましょう、とお約束しました。(今、帰路の新幹線内です^_^)。

 

先頭に戻る