Facebook 2014年1月13日

「おじゃまします!知事です!」で、滋賀県人権啓発学生サポーター会議の皆さんと意見交換。

1月12日(日)。過去に県が実施した意識調査によると、若年層の人権意識が低下しているという傾向がみられていました。そのため、これからの時代を担う若い皆さんに人権について正しく認識をいただくとともに、同世代への普及交流に効果的な方法などを提案いただくため、一年間活動いただいたのがこの学生サポーター会議です。

メンバーは滋賀大学、滋賀県立大学、聖泉大学と3つの大学から集まっていただいており、参加の動機としては、①将来の希望である教師やカウンセラーのキャリアにおいて役立つのではないか、②自分が普段活動しているボランティアの中で人権についての問題意識を持った、③新しいことに挑戦したかった、など、さまざまでした。

また、自分に身近な人権問題として、①悪意ではないとしても、ネットで自分が知られたくない情報が出回ってしまう場合があるということや、②非行に走った子にも、自分の経験を伝えながら仲間的に立ち直るチャンスを与えていくことが必要、といった意見を伺いました。

皆さんは昨年9月に行われた「じんけんフェスタしが」においては、人権について考える「ミサンガ作り」や「似顔絵うちわ作り」といった、参加型で、しかも作ったものを手元で使えるという工夫を凝らしたブースを出展いただき、参加者からも好評を得たとのことです。

ただ、この「じんけんフェスタ」のような行事に進んで参加する若者は少ないことから、各種のイベントや行事に出かけて行って、積極的に啓発をすることが必要だ、とのご提案をいただきました。

今日の私の感想としては、内容的には「人権」につながる活動でも、そのように意識されず、日常的に考えている若者が多いのではないかと思いました。言葉としてどのように伝えるのか、今後も意味の伝え方を深く工夫をしていく必要があるのではないか、と思いました。

サポーター会議の活動での学びや気付きが、学生の皆さんの将来の仕事や人生に役立つとともに、多くの同世代の仲間にその経験を伝えていただくことを期待します。

サポーター会議をコーディネートしてくださった、公益財団法人世界人権問題研究センターの福嶋由里子さんにもお礼を申し上げます。

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