Facebook 2015年5月5日

今日、5月5日、子どもの日。琵琶湖畔の浜辺で2歳のわが孫は、柄杓(ひしゃく)で水をくむ面白さを覚えたようです。

本人お気に入りのシャベルを忘れて、大騒ぎ。思わず、私がいつも使っている柄杓をあげたら、とっても気にいったよう。水道という、管から落ちてくる水の生活文化が普及し、汲む水の文化、つまり柄杓(ひしゃく)を忘れてしまった日本人。

でも柄杓は実は日本の水文化の象徴!井戸、湧水、バケツ、そして湖岸の水。自然の水を使うには柄杓は必須です。阪神淡路大震災で、水道が止まってしまった神戸の友人に大津から柄杓を何十本も差し入れして、「重宝、ありがとう!」と喜ばれました。

わが孫もその面白さに虜になってしまったようです。汲み上げるのに、2歳の子どもにとっても適度な長さ。まずは歩きながら、道をこすり、そのガラガラという音が気にいったよう。そして水辺に行って、やおら、水をすくったり、ふりまわしたり。砂がはいっての重さも気にいったよう。飛びはねて、流して自由自在。そうか、この多目的性。見事ですね。柄杓のこのサイズ、軽さ、材質。実は、中世の曲げ物の柄杓に起源があります。

その孫と一緒に、柄杓でくんで、琵琶湖水を飲みました。孫娘、「おばぁちゃん、きれいな水だね、飲めるね!」。「そうよ、この砂が水をきれいにしてくれるのよ!」。

5月5日、子どもの日、ひさかたぶりにゆっくりできた湖畔の自宅での休日。朝からお布団ほして、孫の好きなおうどんを準備。昆布と煮干しと鶏肉でダシをとって、夕方ようやく到着した孫たちと、湖畔で夕食をとって、遊びました。

今日は、もうすぐ生まれる次男、修平の子ども、三人目の出産に備えて、上の二人がいつもはぴったり張り付いているお母さんから少し離れる練習日です。今日、はじめての「ママがいないお泊り」。どうにか琵琶湖で思いっきり遊んで、しっかり夕ご飯たべて、お気にいりのアンパンマンの絵本を読んで、「ママなし」の就寝についたようです。

おばぁちゃん活躍の日。「子どもの日」ありがとう!

 

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