Facebook 2014年10月26日

コナン市民共同発電所を未来政治塾で現地訪問。先導者の溝口弘さんのお話しを伺う。福祉、環境、まちづくりを「つなぐ」実践に一同感動!

全国初の市民共同発電所が湖南市の「なんてん協働事業所」にできたのが1997年。今からもう17年前です。その事業を先導なさったのが溝口さんです。

佐賀県のお生まれで、糸賀一雄さんや池田太郎さんなどの福祉の理想や実践に惹かれて滋賀に来られて43年という溝口さん。

この間に障がい者の仕事場、居場所づくりなど挑戦的な事業を引っ張って来られました。それぞれの個性を活かした「ならでは仕事」は見事なアイデアでした。

その溝口さんたちの活動を後押したのが民主党時代の「緑の分権改革」であり、再生可能エネルギーの買取制度(FIT)です。

湖南市では、「地域に降り注ぐ太陽など地域の自然は地域へ還元」を目的に平成24年に「地域自然エネルギー基本条例」をつくり、市民共同発電をサポートしてきました。

その第一号が今日見せていただいた「れがーと」という福祉、子育て支援、アール・ブリュットなどの多機能を一体化した作業所の屋根に設置された太陽光発電です。

「地域分散」「双方向」「安全安心」「 小規模・多機能」を理念に出資者をあつめ、配当は「地域商品券」で配分、という仕組みです。

出資者を募る上での苦労、資金信託を保障する母体の確保など実践者ならではのご苦労も聞かせていただきました。

今挑戦している「イモ発電」は、狭い空間でも立体的に太陽光をためるサツマイモを活用して熱や電気を起こそうという挑戦とか。イモを育てる過程への参加やエネルギーをつくりだす成功感覚などかなり面白そうです。

近畿大学の鈴木高広さんの特許ということで、もしかしたら菜の花に次ぐエネルギー作物になるかもしれません^_^。

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