Facebook 2016年4月3日

「日高敏隆・動物行動学者・元滋賀県立大学学長の著作と妻・喜久子の挿絵展」、現在彦根市街の駅「寺子屋」で開催中!4月10日まで。

カバにはカバの文化がある。動物にも植物にも虫にも、そして人間にもそれぞれの文化があり、生きるための戦略がある。

「僕は生きものそのものをわかりたかった」、とシデムシからチョウチョ類、琵琶湖ではイサザなどありとあらゆる生きものに注いだ愛情と科学者の眼差し。

原点は戦争中の小学校時代。1930年(昭和5年)生まれの日高少年にとって、戦争中の重苦しい学校生活から逃げて、最初に出会ったのが、道端の生きもの死体に群がるシデムシ、という。

日常的なネコの行動観察日記は、教科書などにも数多く採用。これまで記した数百冊にものぼる著作に、やわらかな線画の挿絵がありました。実はこれが奥様 kiki さんの手になるものです。

2009年11月に日高さんをお見送りしてはや7年。節目の今年、奥様や滋賀県立大学名誉教授の柴田いずみさんたちが計画した展示会。江戸時代の民家の居心地にぴったりの展示会です。

4月2日、喜久子さん、柴田さんもお迎えくださいました。県会議員の中沢さん、日高さんに中学校時代から憧れて県大に入学、今は琵琶湖博物館学芸員の金尾さんも合流!素敵な再会の場、日高さん、まだまだ天国から見守ってください!

行き帰り、芹川沿いも桜も楽しみました。アユ釣りか、多くの人びとが川に釣竿をたれ、穏やかな春の琵琶湖に注ぐ芹川の自然、楽しんでおられました。

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