Facebook 2016年4月5日

「THINK TANK」から「DO TANK」へ!河合弘之さん、海渡雄一さん、ありがとうございました。「日本と原発・4年後」の映像会と、河合・海渡・嘉田の「卒原発政治塾」で、琵琶湖を守るべき滋賀県の住民としての次の新しい方向がみえてきました。4月3日、草津市にて。

河合弁護士や海渡弁護士さんたちのライフワークともいえる渾身の自主映画「日本と原発」はすでに全国で1200回の自主上映を行い、8万人以上が視聴。今、DVDとして入手しやすくなりました。難しい、こみいった原発の歴史をこんなにわかりやすく伝える映像はありません。見ていない方は是非ともご覧ください。(実費3000円です)。

さて、お二人をむかえた草津市での4月3日の会合。私は知事としての経験を元に「琵琶湖は避難できない」という流れで、「被害地元知事の責任と苦悩」という話をさせていただきました。しかし、すでにこの話は、この場所では「旧聞である」ということが改めてわかりました。「避難は一時的な対応で根本は自分の家、地域で住めなくなること」。そうです。生活破壊そのものなのです。

河合さんが指摘していました。「福島の問題は、甲状腺ガンなど健康被害を受けている子どもたちを原点におかないと、あるいは放射線の健康被害が怖いから地域で暮らせないことこそ原点におくべき」と。

もうひとつは「自分たちは危険性の高い原発を止めて、出口は人類として最もあてにできる自然力、太陽光もふくめて、自然エネルギーをいかに活用するか、その実態を市民と企業の力でつくりあげることだ」ということ。

「チームしが」や「未来政治塾」の、心あるまさに「自覚者」がとるべき方向は、勉強会から次の「実践」ではないか、という思いも強くもちました。

「THINK TANK」から「DO TANK」へ!

そんな方向を示唆いただいた会合でした。河合さん、海渡さん、遠路おこしいただきありがとうございました。お二人とも講演料なしでおこしいただき、河合さんは「鴨川を自転車で走って満足」、海渡さんは「桜が満開の石山寺で、秘仏の観音さん公開で如意輪観音さんにお出会いできて、それが講演料」と言ってくださいました。

講演後のミニ食事会で、海渡さんとは、近江の仏教美術の奥深さで盛り上がりました。次回は、小さなコミュニティが守る、滋賀県らしい近江らしい仏さをご案内することで、講演料にかえる会合をお約束しました。さっすが地域文化の力、近江らしい、魅力で多くの方がひきつけられて下さることうれしいです。

また高島・余呉・杉野の水源地域のトチノキ巨木林にも大変興味をもっていただき、河合さんはその資料を次の裁判で提出したいということ。あわせて現場をご案内させていただきたいと思います。

今回の会合、ゼロから準備下さった草津市議会議員の八木良人さんはじめ、チームしが、未来政治塾の皆さん、ありがとうございました!

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