Facebook 2015年11月15日

マキノ町づくりネットワークセンター、設立15周年を記念しての講演会で講師を務める。「里山再生から日本遺産へ~高島が先導して琵琶湖・滋賀県の未来~」と題して講演。11月15日。

NPOなど地域活動団体の「中間支援組織」としてはじまった町づくりネットワークセンターの15周年。前半は旧マキノ町がもつ潜在的な自然と文化の力について、私自身の環境社会学の研究がこの土地からはじまったこと、それが琵琶湖博物館から、知事への仕事、そして日本遺産に繋がったことを解説させていただきました。

後半は、ネットワークセンターの川添宏司会長と、副会長の中川知香さんと三人での対談。特に過去15年の間に、春の海津桜見学者へのボランティア解説や、冬のクリスマス時のサンタさん企画など、地域に根差した地道な活動についての報告がありました。

特に親に代わって、親から受け取った手紙とプレゼントをサンタさんになって80名をこえる地域の子どもたちに毎年配っているという、そしてその子どもたちの中学校、高校への成長をしっかり見守る眼として育っている活動など、感動的でした。

そういえば思い起こしました。私たちがマキノ町で環境社会学の調査をはじめた1980年代初頭、「マキノ地域研究会」という町づくり研究会ができ、当時滋賀県には50市町村ありましたが、地域研究会ができたのはマキノ町と甲賀町だけでした。その時の活動が第一世代としたら確かに第2世代がこのネットワークセンターです。そしてこれからすすむ第3世代。

私自身、研究者、知事、そして今や湖西の住民として、またより深く、思いをもってかかわらせていただきたい、特に次世代が誇りと自信をもって住み続けるマキノ、高島であってほしいと強く思いました。

ところで今日はまさにマキノ町知内で育った落語家の桂優々さんが飛び入りをして、話術を披露してくださいました。なかなかでした。期待の新人、マキノから!

 

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