Facebook 2023年1月14日 各業界団体や自治連合会などの新春関係の集いはまだまだ続きます。

各業界団体や自治連合会などの新春関係の集いはまだまだ続きます。1月10日以降の報告です。10日の午後は長浜JCの新年祝賀会。趣向をこらした意欲にあふれた「湖北の元気づくり」に感銘しました。10日の夜米原経由で東京へ。11日には昼に「恵比寿総研」で「離婚後の子どもの幸せと日本の少子化・女性政策の転換にむけた民法改正」についてのミニ講演会。夜には東京で「JR総連」と「日本生活協同組合」の全国連合大会参加へ。12日には滋賀に戻り、「滋賀県建築関係5団体連合年賀会」、13日には「滋賀県建築組合新年会」と「連合滋賀4区新春のつどい」に。1月14日、また長いです(1300文字)。
長浜JCの「雲外に蒼天あり」という新年度のスローガンのもと、太鼓演奏と、理事長の「湖北をつなぐ機能連関」への思いには共鳴しました。滋賀県政としても新年度、湖北に拠点をおいて観光振興や移住者支援をサポートしていくという方針を示しており、琵琶湖だけでなく淀川源流部の湖北地域の経済の元気と人びとの幸せと自然の保全のバランス政策は重要です。
建築関係の五団体合同年賀会では、国会議員の挨拶を求められました。そこで、建築関係の人材不足が問題になっているけれど、歴史的にはすでに50年前からの日本社会の女性参画の低さが今に影響していると指摘しました。それを取り戻すためにも、女性参画を強力に進めてほしい。例えば建物ひとつを考えても図面をひくのは男性が得意かもしれない、それをアメリカの社会学者パーソンズは「手段的リーダー」と言った。
でもその建物をどう利用、活用して、その空間に魂を吹き込むのか。「仏つくったら魂をふきこもう!」。そこには女性感覚が必要だ。それをパーソンズは「情緒的リーダー」と言った。古典的といわれているが、その古典的な女性活躍さえ、日本では実現できていない。是非、建築業界の現場から女性参画の実現をして、業界のバランスある発展を目指してほしいと挨拶をしました。
「連合滋賀4区新春のつどい」では、八幡中学校の生徒さんの太鼓演奏があり、大変感動しました。その感動の続きで、国会議員挨拶では、「中学生の太鼓演奏の源には、近江八幡の水田農村の1000年の歴史が隠されているのでは?」と挨拶をさせていただきました。八幡に豊臣秀次が町をつくる、その前は律令時代から水田農村コミュニティが維持されていた。
そこでは水が不足する渇水、水が多すぎる洪水、年々の苦労があったが、「水不足には番水という節約配水」をし、今でも毎年4月14日には太鼓とヨシ松明の「八幡祭り」が維持されている。洪水時には「上下流が助けあって命を守る」という、水の共同体として生き抜いてきた、その象徴が「八幡祭り」である。
この共同体の連携の歴史が、平成時代の「連合」の発足につながったのではないか、と問題提起をさせていただきました。公務員系の労働組合、民間企業系の労働組合という違いをこえて、同じ働く者として労働者の連合に発展して、滋賀県が全国初の連合の発足につながったのではないか、と挨拶をさせていただきました。
立憲民主党や国民民主党や無所属や、と違いを強調するのではなく、働く者としての共通の基盤の上に、巨大で横暴な、国会議論もせず、国民に意志を問うこともなしに「防衛装備を増税で」というような政権与党に対抗できる力を結集しましょう、この4月の統一地方選挙の推薦候補者の応援に「滋賀はひとつ」「力をひとつに」結集しましょう!と挨拶をさせていただきました。
中学生の太鼓演奏で、1000年の水共同体の歴史と、30年の労働者の連合の協働を思いおこさせてもらった、大変感動的な新春の集いでした。それぞれの会合をご準備いただいた皆さん、どうもありがとうございました!
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