Facebook 2022年9月23日 「22日 連合滋賀役員研修会」&「23日 羽衣国際大学開学20周年記念講演会」出席

9月22日は、「連合滋賀役員研修会」があり、滋賀県知事三日月大造さんから「今後の滋賀県政について」の講演を聞かせていただく。この7月に三期目に当選し、「健康しが」を全体のねらいとして、自然環境、社会・経済環境、子育て・人育て政策など、まんべんなく政策追求していくことを披露くださる。財政的にも厳しい時代ですので、交通税など、県民負担をいただく政策も、丁寧に納得いただけるような手続きを目指すとお約束くださる。
またこの10月末に、12年ぶりに投票となる「栗東市長選挙」に挑戦する上山田まさこさんの決意表明を伺う。教育・子育てに集約する市政を訴えて、大変説得的でした。(また長いです)。
9月23日は、知り合いから頼まれて、大阪南部の堺市で「羽衣国際大学開学20周年記念講演会」にご招待いただき、1時間ばかりの記念講演。「近い水・遠い水、近い食・遠い食ーなぜ私たちは平和な世界をもとめるのか?」について、世界では4人に1人が安全な水を飲めず、2人に1人が安全なトイレが使えない実態をアフリカでの経験を踏まえて解説。
また大阪南部の堺市あたりも元々降水量が少ないため池地帯で、戦後の人口増大に伴って地元の大和川の水質悪化と水量不足で、琵琶湖淀川に水源を求め、琵琶湖総合開発のおかげで水不足が解消したこと。また京都、大阪の洪水の危険性も大雨の時に琵琶湖が出口の瀬田川の堰を全部閉鎖をして下流を守ること、などをお伝えしました。
またグローバル化の中で、日本の食糧自給率もどんどん下り、今回のウクライナ危機のような国際情勢が、食糧不足を惹起する恐れがあり、今後の自給率向上が重要であること。そのために農業生産の確保に加えて、消費者としても米など、「近い食」の国産農産物を多用するメニュー選択など、出来ることがある事をお伝えしました。滋賀県では「おいしが・うれしが」と名づけ、地元産農産物の生産と需要拡大に努めたことなども紹介しました。
また後半は、今年新たに学長になられた中川恵学長と「水環境・女性の政治参画」などについて対談しました。中川学長はモロッコなど、中東北アフリカの地域研究がご専門で、イスラム世界のモロッコやチュニジュアなどでも、女性の国会議員の割合は2-3割で、衆議院議員が1割という日本よりもずっと女性の政治参画がすすんでいること。その理由はそれぞれの国に、女性や若者の政治家の割合を一定以上に保つという「クオーター制度」がつくられており、逆に日本の女性参画の低さが国際的にも異常であること、それを克服するには、思い切った制度づくりが必要である事などを話し合いました。
今国際的に見て、先進国は人口減少が続き、今後人口が増えるのはアフリカであり、今世紀末の2100年には世界人口約100億人の半分がアフリカ人になるという人口予測もあり、国際大学としても、アフリカとの交流など増やす必要があることを中川学長と話ました。
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